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2019年04月23日17:28

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サウジはイランを制裁する米国に服従^^;

コラム:米国に「借り」あるサウジ、原油政策で協力不可避か
George Hay
2019年4月23日 / 11:11

[ロンドン 22日 ロイター BREAKINGVIEWS] - トランプ米大統領は、サウジアラビアに「借り」を返してほしがっている。昨年11月、サウジの反体制記者殺害事件にムハンマド皇太子が関与したとの疑惑が広がった際、トランプ氏は皇太子の潔白を公言した。それから5カ月が経過し、米国のイラン制裁が原油価格にもたらす悪影響を緩和する上で、トランプ氏が皇太子に「お返し」としての協力を求めているのは間違いない。

過去半年間、米国はイラン産原油の禁輸措置を中国やインドを含む8カ国・地域に対して免除してきた。これによってイランは日量約100万バレルの輸出を維持することが可能になった。しかしポンペオ米国務長官は22日、禁輸の適用除外を延長しないと表明した。

イラン産原油の輸出が全面的に止まると、トランプ氏は来年の大統領選に向けて、国内のガソリン価格を抑え続けていくのが難しくなる。昨年秋と違って、原油市場はもはや大幅な供給過剰状態ではないからだ。国際エネルギー機関(IEA)によると、サウジと他の石油輸出国機構(OPEC)加盟国、ロシアなどのOPEC非加盟産油国の実際の減産量は、彼らが合意した日量120万バレルよりも多い。リビアとベネズエラの生産にも支障が生じている。また少なくとも広く利用されている指標の1つで見ると、先進国の原油在庫は過去5年平均を下回る水準になっている。

そこにトランプ氏がムハンマド皇太子を持ち上げる理由がある。サウジの現在の産油量は日量980万バレルで、理論的な最大生産能力よりも200万バレル余り少ない、とIEAはみている。

もっとも増産すれば原油価格は下がり、サウジは財政均衡化を達成しにくくなる。トランプ氏の要求に応じると、生産能力の限界近くにある他のOPEC加盟国を悩ますことにもなってしまう。既にいくつかの小規模産油国からは、OPECの方針に不満の声が出ているのだ。

世界経済の成長が鈍化して原油需要が減退したり、中国とインドが米国の禁輸措置を無視してイランから輸入を継続する事態になれば、サウジは増産を避けられる可能性がある。ただしいずれも確実に実現するとは言えない。さらにムハンマド皇太子が昨年の出来事を振り返れば、トランプ政権がイラン産原油の禁輸に例外を設けたのが急な方針転換で、結果として年末の原油価格急落をもたらしたことを思い出すだろう。それでも記者殺害事件でトランプ氏がかばってくれた経緯がある以上、サウジは米国の気まぐれな原油政策に真っ向から異を唱えられる立場にはない。

●背景となるニュース

*ポンペオ米国務長官は22日、イラン産原油の禁輸措置の適用除外を延長しない方針を表明した。

*ポンペオ氏は、イラン産原油の流入が減っても原油市場への適切な供給を確保するため、サウジアラビアおよびアラブ首長国連邦(UAE)と連絡していると説明した。具体的な協議内容は示さなかった。過去半年間、禁輸措置を免除されたのは中国、インド、日本、韓国、台湾、トルコ、イタリア、ギリシャの8カ国・地域。

*原油市場では需給ひっ迫観測が広がり、北海ブレント先物と米WTI原油の価格が上昇した。
https://jp.reuters.com/article/saudi-trump-oil-idJPKCN1RZ04F
別に米国に言われなくてもシーア派のイランを制裁するのなら、スンニ派の盟主を自認するサウジは制裁に協力して8カ国に原油を供給するでしょう。
トランプに言われてやった体裁にすればイランの矛先はサウジに向かいません。

人民元を米ドルに代わる国際通貨にしたい中共からすれば、イランとの取引を続け、ドル決済ではなく元決済を定着させる良い機会です。

トランプに叩かれている習近平は、首脳会談に失敗したらイランの取引を継続するでしょう。
ドル決算をユーロ決算に代えようとしたイラクのフセインは処刑されました。
同じ目に合わなきゃ良いけどねw
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