桜田大臣の更迭　の雑感

■安倍首相、桜田五輪相を更迭＝「復興以上に議員大事」と失言−後任に鈴木氏
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１〜２年前の自民党の失言ラッシュの時に、政治評論家の人が「応援で地方に呼ばれたりした際に、ウケを取ろうとして、余計なことを言ってしまうパターンが多い」みたいなことを言っていたのを思い出す。先日の「忖度」塚田副大臣も、今回の桜田大臣も、まさしくそのパターンだよなと。

「桜田義孝は　以前から失言を繰り返していたのだから、もっと早い時点で辞めさせておけば良かった」みたいな意見もあるのだけれども、なんでも辞任させてたら、キリが無くなってしまう。どのレベルの失言をしたらアウトなのかという線引きが大事で、今回の更迭劇に関しては、線引きは適切に行われたと思う。

江崎鉄磨に桜田義孝、二期立て続けに　内閣に失言閣僚を送り込んでしまった二階派。安倍総裁擁立に大功ありとは言え、これでは影響力も衰えるというもの。そうでなくても、統一地方選挙前半の肝であった北海道知事選と大阪知事選においては、二階幹事長と官邸との間に　隙間風が吹いているような感じだった。二階幹事長も追い込まれつつあるのかなと思わないでもない。

もっとも、しっかり大臣職を斡旋してくれるし、やらかしても最後まで擁護してくれる。構成員からしてみれば、二階ほど良いボスもいないのだけれども。