■人間観察、さりげなく運動…!? 「電車の中」で何をしていますか?
(TOKYO FM + - 03月30日 18:50)
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現役時代、通勤電車(約1時間10分)は、僕の最高の時間帯でしたね。
身動き取れない中で、唯一没頭できるのが読書だったからです。
予め時間が制限されているため、
英語の原書などは、「ここからここまで」と決め、
吊革にぶら下がって一心不乱に集中することが出来ました。
全く、行き帰りの二時間ニ十分が、僕にとってのゴールデンタイムでした。
特に、欧米の原書には「英語ボキャブラリを科学的する」
How To本が溢れていましたから、片っ端から読みました。
中でもWord Power Made Easyは、僕にとってバイブルでした。
そして、日本語では表現できない英語も多いことを知りました。
何しろ、日本語の語彙が35万語であるのに比べて、
英語は80万語もあるのですから。
英語のボキャブラリが飛躍的に増えたのも、
この40年間の通勤時間の積み重ねがあったからだと思います。
その結果、英米人の同僚に「なんでそんな言葉まで知ってるんや?」
と訝しがられたもので、少なからず得意でしたね。
というのも、欧米では『語彙が多い=頭がいい』と見做されるからです。
実際アメリカでは、毎年大学の一年生が
クラス分けのために課される判定テストは『語彙力テスト』なのです。
他教科の教諭の中では、ちょっと難しい日本語の英語表現を尋ねるなら
アイツに訊けとまで言われていました。秒速で答えるからです。
例えば、同僚たちがNキャロライナ出身のALTとの雑談で、
英語とは違って、日本語には擬態語・擬音語が多いという話題だったのでしょう、
そのときたまたまそばを通りかかった僕に
「なぁ、『擬音語』は英語でどういうねん?」
と訊かれて、間髪入れず「onomatopoeia」と答えたとき、
「アイツはホンマにwalking dictionaryやな」と言ってました。
尤も、今では「オノマトペ」という、呪文染みた外来語になってますけどね。
しかしいいことばかりではありません、海外からかかってくる電話は、
必ず僕のところに回ってくるようになったからです。
英米豪からの電話は、比較的聞き取りやすいのですが、
香港からの電話には苦労しました。
ひどい中国語訛りで「それ英語か?」と思うような発音まであったからです。
おかげで、ずいぶん耳の訓練には役立ちました。
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