3月15日
神の理念
私たちは宇宙の持つ霊的な力に素直に頼ることで、その人たちの問題が解決していくのを目にした。だから神の力を疑うわけにはいかなくなった。私たちの考えは役に立たなかったが、神の考えは見事に働いたのだ。
アルコホーリクス・アノニマス 76-77ページ
目が見えなかった人の視力が少しずつ回復していくときのように、私もステップ3への道をゆっくりと探っていった。絶望的などん底から私を救い出してくれるものは自分より偉大な力しかないことに気付いた私は、今しっかりつかむべきものはこの力であること、この力が災いの海のまっただ中で碇となってくれることを知った。その当時の私の信仰は取るに足らないほど小さなものだったが、もう自分のプライドばかりの自我に頼るのはやめ、その代わりに、自分よりはるかに偉大な力が発する揺るぎない力に信頼を置こうという気持ちが持てるだけの信仰はあった。
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「今日を新たに」 2004年5月31日 翻訳改訂版発行
AA日本ゼネラルサービスオフィス(JSO)発行
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3月15日
私たちアルコホーリクは、メリーゴーラウンド(回転木馬)に乗っているようなものだ。グルグル回り続けて降りることができない。このメリーゴーラウンドはこの世の地獄の一部である。AAに出会ってソブラエティにとどまることを学び、このメリーゴーラウンドから降りたのだ。私は毎朝「私をソーバーに保ってください」とハイヤー・パワーに祈る。そして私一人の力では決してできないことを成し遂げる力を与えられる。この偉大な力の実在を私は疑わない。祈るとき、私たちは無に向かって話しかけるのではない。私たちが活用すれば、その力は実在する。
飲酒のメリーゴーラウンドから、私は完全に降りたか?
黙想
スピリチュアル(霊的)な事柄において、私は単なる道具であることを忘れてはならない。いつどのように歩むかということを決めるのは私ではない。霊的な問題はすべて神が計画なさる。神の働きに適合する私を造りだすことは私にかかっている。霊的な活動を妨げるあらゆるものをすべて取り除かなければならない。私の成長の障害となる多くの弱さを取り除くために必要な力は、すべて神に求めなければならない。自分自身を適切に整えていこう。そうすれば神はご自分のスピリット(霊)のチャンネルとして私をお使いになる。
祈り
私の自己中心性が霊的な成長を妨げませんように。あなたの仕事をあなたと共に働ける良い道具にしてください。
ホームカミング社 「一日二十四時間」より
※私の独り言※ 「霊的とか、神とか言う観念はホント分からないよな」私はよくそう愚痴っていました。あとになって、これは自分のそれまでの考え方をなんとか守ろうとする狭い考え方だということが分かりましたが。私たちにとってできるだけ柔軟な考え方をしようとすることは、役に立つようです。ひとまず宗教的な印象をくっつけないようにして、自分を超えた何ものか、と考えてみるといいのではないでしょうか。
そしてなんとなく「霊的に回復していく」「霊的に成長する」などということを望みながらAAのプログラムをやっていく、そのように自分の中にイメージするようにすれば、成長を邪魔する反抗や反発からは解放されるのではないでしょうか。
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山口、AA宇部グループ Mike(マイク)
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