mixiユーザー(id:26523738)

2019年03月11日23:59

79 view

《むほー》《3.11》《ちー+! 109》

《むほー》

ごろんとして目を閉じてまばたき。
そんな一瞬のうちに4時間が過ぎるとは…。

という言い訳。
うたた寝…?
うたたたたたたたたtttt寝。
そんなのをしてしまった。

時間がもったいない。


《3.11》

本日で8周年。
既に8年、そしてまだまだ8年。

人生上まれに見る事になった大事件。
忘れてはいけない記憶と背景。

悲しいかな?
悲しいだろう。
でも、悲しんでもいられない。

笑おう。笑えなくなってしまった人の分まで。
楽観的? 表現は色々とあるね。

ただ、言える事はそれぞれの人間。
全ての人生に備わるそれぞれのパラレルワールド。

俺は俺、人は人。
目線視線を気にしても仕方が無いので、俺らしく行動する。
8年前の今頃のように。

忘れてはいけない記憶。
でも、引きずってもいけない記憶。

勝ち負けではない。
でも、進まなくてはいけないね。

それだけ。

そんで言える事。
生き続ければ生きながらえる分だけ喜怒哀楽が出現し、日々自分を良くも悪くも変えてしまう。
死んでしまえば全ての喜怒哀楽が失われ、その時点での印象こそが全てとなる。もちろん、良かれ悪かれ。そしてその代償としてあらゆる苦しみから解き放たれる。

どっちが良かったんだろうね?
今を生き続ける人間の持つ悩みだね。

明日はどんな日になるのかな?


《ちー+! 109》

第一章 仲間たちとの行進曲 3-71

【拠点ネメス・ネメス城下町北区域】
『ネメスのあくび』

 散々に言われたチータスが曇った顔で戻って来たのは、アキとタバチの思い出話がひとしきり終了した後だった。
「どうだったの? 何か言われたの?」
 アキの説明を耳にしなかったとしても、その表情を見れば全てが分かってしまうナルミではあるが、一応の形でチータスに確認を取る。
「言ってくれるよ、あのおっさん…。あんなにバカスカ言われたのってこれまで無いかも…」
 むすっとした声で言うチータスは、こちらの様子を見やるように構えるボーセスに視線を一瞬重ね、すぐに向き直って言われた要点をまとめた。

 チータスが選んだクエスト依頼の内容は、
『・私有地内に住み着いてしまった獣退治。報酬:金貨10枚』
というものであったが、これをボーセスの元に持ち込んだ反応は以下の通りである。

・まず、金貨単位の報酬という時点で相当な危険が予想でき、しかも10枚という数字が脅威そのものを相手にすると思った方がいい。熟練者でもチームを結成して長期に渡る綿密な打ち合わせはもちろん、その間に依頼者の示す場所に何往復もする事でヒントを得、それから実際にどうするかという進め方がごく必然的であって、そんな事も予想しないで俺の元に持ち込む初心者以下の力量のおまえさんはバカそのもの。

・『獣退治』とはあるが、その呼び名も特徴も示されていない所を見れば、相当に手ごわい相手と言う事が伺え、言えば尻込みする相手という確率が高い。しかも数すら記されていない事から、この場合は複数が相手と考えた方が妥当で、もちろん、その戦力の一切は不明。ただし、金貨10枚を与えても問題無い相手である事は間違いなく、そう言った報酬を準備できる生活環境の保有者であってもその『獣』を退治できない相手である事も読めないおまえさんはアホタレ。

・『私有地』と表現される時点でこの依頼主は金持ちという事が判断出来る。そしてネメス城下町には少なくないモンスターや害獣も紛れて生活しているが、それらの全ては被害が少なかったりと理由があり、どう見ても好んで人を襲う類ではない。人に直接危害を与えるような相手は城兵が定期的に駆除しているからな。という事は、この依頼の目的地はネメス城下町の壁の向こう側と言う事になり、その時点で王法の支配が届き難くなり、早い話が無法地帯での行動となる。おまえさんは見るからに野宿に無縁そうだ。そんな生きるための知識も無いくせにこんな依頼を受けようなんてマヌケ以外の表現のしようがないな。

「…とかなんとか言われた。あとは忘れた。…くそ…」
 力無く悔しがる素振りを見せるチータスは、結局ボーセスになにひとつ自分の思いを打ち明ける事が出来なかった。
 何かを言う機会は僅かに存在したが、自分の持ち合わせる言葉の全てには、その裏にアキとタバチへの期待感が含まれており、それがボーセスに見抜かれる事を考えると口に出せなかったのだ。
「あ〜あ…、金貨10枚なんて、成功したらアキさんもタァも暫く遊んで暮らせると思ったのになぁ…」
 ここにきて本音を打ち明けるチータスだが、言っておきながら、やはり金額に見合った無謀さが備わった依頼である事に気付く。
 暫く遊んで暮らす為には、それ相応の依頼をこなすという、単純なからくりに今更ながらに思い当たった気がした。
「やっぱお金は低めがいいのかな…?」
「…まあ、私たちの楽な生活を希望してくれるのは有難いけどね。ねぇ、タバチ?」
「そうですね! 気持ちは凄く嬉しいですけど、やっぱり生きて帰って来れなければ、先のらくちん生活も無いと思いますよ!」
 思い掛けないチータスの配慮を素直に受け取り、障りの無いフォローの言葉を掛けるアキとタバチ。
 そんな言葉にチータスは内心でどこか納得のいかない気持ちを持ちながら、今は純粋に疑問だけを投げ掛けてみる事にした。
「…そうなの? …ちなみに2人の場合、受ける依頼の基準報酬額ってあるの?」
 案外まともなチータスの質問にうーんと唸る2人のうち、まずはアキがその答えを口にする。
「基準は無いけど…、そうだね、考えてみれば銀貨10枚前後が多いかも…。チームを組んだ場合でも、人数で割って…、そうだね、銀貨8枚から15枚が多いなぁ。タバチはどう?」
 アキに振られたタバチも答える。
「わたしは気にしませんが、ペットたちのご飯代を差し引けば、やっぱり銀貨にして10枚以下ですかね! 少なくとも金貨報酬は除外分野です!」
「…なるほどね。あたしはバカでアホタレでマヌケな報酬に目が眩んだのか…」
 充分にオブラートに包んだつもりの2人の言葉でさえ、今のチータスには充分な切れ味だったようだ。
 だが、アキはそんな状況の打破を試みる事にした。
 とはいえ、もともと実行するつもりでもあったが。
「…という事で、ナル! ちぃの仇打ちの出番だよ! 残り3枚の依頼のひとつを選んで、魔王ボスを頷かせて来るの! わかった?」
「うぇ…?」
 唐突の話に硬直するナルミ。この反応も頭が真っ白と言ったところだろう。
 だが、3枚の依頼書をナルミの目の前に並べ、アキは顔を近付けて迫る。
「わかった?」
「……ぃええええええっ!?」
「あははははっ! なんですかそれ!?」
「………(おまえもボロクソ言われろ…!)」
 理解した。と、同時に自分でも意味不明な叫び声が出てしまうナルミに対し、タバチは存分に笑い、そしてチータスは密かに自分と同じ末路を願った…。


《あとがき》

うっかり寝ていた事に気付くとけっこう悔しい。
昔は夜意外に寝るなんて有り得ない現象だったが、歳のせいか、横になるといつの間にか眠っている事が増えている…。
なんか…ね…。

東日本大震災。
まあ、世界規模の大事件だった。
でも、自然の脅威ってこんなもんじゃないよね。
被災地周辺で多くの人が悲しむ一方で、被災地から離れた場所では『どこかの出来事』という認識で平穏な日を送っていた。
それを遺憾と表現する人もいるわけだが、それって普通なのでは?
とか俺は思う。
雨が降っても風が吹いてもじゃないが、人の見える範囲はたかが知れ、現実に直面しないと親身になれないのが人間でもある。
格好つける事は誰にでもできる。でも、それは偽善者に他ならない。
命を掛けて救出に向かった人がどれだけ居た事か。
規制や厳命を理由に遠目で見ただけの人は多いんだろうな。
俺は見向きもしなかったけど。


ある人の希望のひとつが『生きているうちの富士山大噴火』だとか。
まあ、『見てみたい』という気持ちは俺個人にも少なからずある。
願いが叶ったその数時間後には『エライこっちゃ!』ってなってるんだろうけど。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する