真理の玉手箱、「モルモン書」
マタイによる福音書 3（新約聖書）2019.02.27.& 10.09.
《英文欽定訳(KJV) 対照預言者ジョセフ・スミス霊感訳(JST)＋α》
第三章
1(J3:27). その頃、バプテスマのヨハネが現れ、ユダヤの荒野で教えを説いて
2(J3:28). 言った。「悔い改めなさい！天の御国は近づきました！
3(J3:29). 預言者イザヤによって、『荒野で叫ぶ者の声がする。主の道を用意し、主の通られる道を真っ直ぐにせよ。』と言われている者は、この私のことです。」《イザヤ40:3》
4(J3:30). このヨハネは、ラクダの毛衣を着て、腰には皮の帯を締め、その食べ物はイナゴと野密であった。
5(J3:31). そこで、エルサレム、ユダヤ全土、ヨルダン全地域からヨハネの所へ出掛けて行き、
6(J3:32). 大勢の人がヨルダン川でヨハネから＊バプテスマを受け、自分の罪を白状した。
7(J3:33). 然し、パリサイ派やサドカイ派の人々が大勢バプテスマを受けにやって来るのを見た時、ヨハネは彼らに言った。「あぁ、マムシの子である皆さん。誰が来るべき【神の】怒りから逃れるように教えたのですか？
K-0(J3:34). あなた方はどうして神が遣わされた者の教えを受け入れないのですか？【だから、】もしあなた方が心からこれ（バプテスマ）を受け入れるのでなければ、あなた方は私を受け入れることにならないのであり、そして、私を受け入れなければ、私は証をするために【神から】遣わされた者であるので、あなた方はそれを受け入れないことになるのです。あなた方は自分の罪を隠すことが出来ないからです。
8(J3:35). だから悔い改めなさい。そして悔い改めにふさわしい実を結びなさい。
9(J3:36). 『我々はアブラハムの子であって、自分達だけがアブラハムの子孫を起こす力を持っているのだ』と言うような考えではいけません。あなた方に言いますが、神はこれらの石ころからでもアブラハムの子孫を起こすことがお出来になるのです。
10(J3:37). 斧も既に木の根元に置かれていることですし、善い実を結ばない木は皆切り倒されて火にくべられてしまうのです。
11(J3:38). 確かに、私はあなた方に水によるバプテスマを授けて、あなた方の悔い改める機会を提供していますが、然し、私よりも力のある方がおられて、私はその方の履物を脱がせてあげる価値さえないと証したその方がおいでになられる時、（私の役目が満了するので）私が言った通り、【今】私は確かに、その方がおいでになる前にあなた方にバプテスマを授けていますが、彼がおいでになられると、その方はあなた方に聖霊と火によってバプテスマをお授けになるのです。（マルコＪ1:6 比）
12(J3:39). 私が証する方は、その手に【箕を】以て【籾殻を】吹き飛ばし、御自分の脱穀場を隅々まで清められ、小麦を倉に納めて、時が満ちる終わりの時に消えない火で籾殻を焼き尽くすのです。」
K-0(J3:40). このようにヨハネが来て、ヨルダン川で説教とバプテスマを授け、自分の後においでになる方が聖霊と火によってバプテスマを授ける力を持っておられることを証した。
13(J3:41). さて、イエスは、ヨハネからバプテスマを受けるためにガリラヤからヨルダンにお着きになり、ヨハネの所にやって来られた。
14(J3:42). 然し、ヨハネはイエスにそうさせまいとして言った。「私こそあなたからバプテスマを受けるべきなのに、あなたが私の所においでになるのですか？」
15(J3:43). ところが、イエスは答えて言われた。「【今は】あなたからバプテスマを受けさせてもらいたい。このように全ての義しいことを行うのは私達にとって相応しいことです。」そこで、イエスが言われた通り、
=(J3:44). ヨハネは水の中に降りて行き、イエスにバプテスマを施した。
16(J3:45). イエスはバプテスマをお受けになると直ぐ水から上がられた。すると見よ。ヨハネは、イエスに天が開かれて、鳩が舞い降りるように神の霊が降り、イエスの上にとどまるのを観た。
17(J3:46). そして見よ。ヨハネは、天からこう告げる声を聴いた。「これは私の愛する息子で、私は嬉しい。彼に訊きなさい。」
訳註 /// : 《6他・バプテスマ：ヘブライ語もギリシア語も共に、その意味は「水に浸す」「水に沈める」であり、「水を振りかける」ではない。もし、水を振りかけるだけならば、わざわざヨルダン川に入る必要はなかったことになる。また、この箇所は、「自分の罪を告白してから、バプテスマを受ける」のが順当と思われるのであるが、然し、それを覆す関係代名詞が無い。それはマルコも同じ。》《16-17・この現場には少なくとも、ヨハネ、イエス、神の霊（通称：御霊、聖霊）、そして天からの声で神、これら役割の異なる四人の人格者が同時に居合わせていることに注目して頂きたい。》
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