気持ちは解る。然し…

大東大・新井転倒　スタートで前代未聞アクシデント
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5442496陸上競技、殊に長距離走に長けた大学生男子、そして関東の大学に在籍するなら箱根駅伝は晴れの檜舞台。この日の為にみんな切磋琢磨して出場権を勝ち得た。そして個人競技ではなく団体競技。その襷はただの布きれじゃない。否、襷そのものは軽いけれど、そこに込められた思いと責任はとてつもなく重い。

なればこそ彼は何としても其れを繋ぐべく懸命に走った。その気持ちを責任感を讃えるに誰も異論はあるまい。駄菓子菓子…もとい、だが然し、そこで無理をして彼の心身にどの様な悪影響が出ないとも限らない。チームは試合続行出来たとしても彼の身はどうなる？無理をした結果最悪二度と走れなくなったりしたら？その後の長い人生に大きな禍根を残さないか？
(たとえ二度と走れなくなっても、自分のせいでチームを棄権させたら末代までの恥。何としても次走者に襷を繋ぐんだ…と彼は思ったのかも知れない)

試合で鎬を削るは良い。一番無理の効く年頃だから頑張るのも良い。でも何事も過ぎたるは猶及ばざるが如し。程度問題でもある。

参加の各選手には決して必要以上の無理をせず心身を毀さない様にとだけ願う。
(大会が終わって卒業して社会に出てからの方が遥かに人生は長いしもっと過酷な試練が待っているのだから…)

大東大の新井選手の怪我が軽く済み1日も早くご快癒されることを切に願う。