さて、いよいよ今年最後のJRA重賞、ホープフルSです。
1番人気はエピファネイアやリオンディーズの兄弟サートゥルナーリアって読みにくい馬です。
前走の萩Sでは本当に持ったままの楽勝でした。
ノーザンファームの生産馬でM・デムーロ騎乗のロードカナロア産駒で馬体診断も非の打ち所がないようです。
前日オッズで単勝1.9倍です。
しかし、あのエピファネイアは弥生賞4着、皐月賞2着、有馬記念5着と中山で勝ち鞍がありません。リオンディーズも弥生賞2着、皐月賞は4着入線して5着に降着でした。
気性難があるのもこの一族の特徴です。
同じ中竹厩舎で二つ上の兄グローブシアターはホープフルS3着です。
つまりこの馬の一族は中山では勝っていないのです。
兄たちとの違いは、キンカメ産駒ではなくロードカナロア産駒ということです。
初輸送もあるこの馬を本当にそこまで信用していいのでしょうか?
社台グループの外人騎手軍団に対して、渋い2番人気に最終の勝浦騎乗のニシノデイジーです。
桜花賞馬ニシノフラワーの牝系に父は有馬記念も制したハービンジャーに母父アグネスタキオンですからなかなか立派な血統です。札幌2歳Sでは後の京都2歳Sの勝ち馬クラージュゲリエに勝っています。東スポ杯では際どい着差で勝ちましたが、東スポ杯7着のニシノガウディが朝日杯FS2着ですから、東スポ杯組には期待したいところです。絶好の一番枠から社台、外人組に一泡吹かせて欲しいですね。
面白い馬が他にもいます。
ジャストアジゴロは叔父にホープフルS1着、皐月賞2着のタイガーカフェがいる一族です。2走続けて上がり最速で、新馬戦では32秒台の脚もみせています。
ノヴェリストはまだよくわかりませんが、日本の馬場には順応しているようです。
キングリステリアも父ベルシャザールがオープン特別時代のホープフルSを勝っています。
牝系にはクラレント、レッドアリオン、サトノルパンなどマイル重賞の好走馬が揃っています。ホープフルSは距離が足りないと思われた馬の好走が続いています。
スローペースですから最後に瞬発力やスピードが大切なのでマイラーのスピードが効くのです。
定石で考えれば、ノーザンファームの生産馬に外国人騎手で買うのが当たり前ですが、年末の一戦ぐらいは狙ってみたいですね。
◎ニシノデイジー
〇ジャストアジゴロ
▲キングリステリア
△サートゥルナーリア
△ヴァンドギャルド
△ブレイキングドーン
△アドマイヤジャスタ
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