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2018年12月23日05:56

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栄枯盛衰世の習い〜ど根性物語 銭の踊り〜。

11月22日(土)。
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朝から静かな雨。
そう言えば此処に引っ越して来てから激しい雨に台風以外お目にかかったことがない。

※写真は11日の夜。

女子レスリングの伊調馨選手が負けたそうだ。
前日は将棋の羽生善治氏が27年ぶりに無冠の帝王になったとか。
平成の終わりと共に一つの時代が終わったなどと感慨にふけない。
栄枯盛衰世の習いなどと感慨にふけない。
あー、こうして時代が変わっていくのだな。

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12/22
12月-9 ど根性物語 銭の踊り
1964年 大映 90分
脚本 久里子亭
監督 市川崑
出演 勝新太郎 船越英二 浜村純 ロイジェームズ 江利チエミ

【あらすじ】
曲がったことは大嫌いな正義漢・八百(勝)は、江戸(浜村)をリーダーとする殺し屋グループに高給でスカウトされる。彼らはボスの指令によって法で裁けない悪人たちを抹殺していた。しかし組織の過激なやり方についていけなくなった八百は、江戸と対立する。

いやあ、不思議な映画だったなあ。
タイトルの泥臭さと勝新のキャラクターは合っている。
けれど、映像は洗練されていて、冒頭流れる音楽はテナーサックスの低い音色、まるで「レフト・アローン」のようだ。クレジットを見ると音楽はいがいかクレージーキャッツのハナ肇、演奏は松本英彦。
この都会的な演奏に乗って、大衆食堂での喧嘩、屋台での酒盛りなどいかにもベタな場所で物語が描かれる。

街中の手持ちカメラによるドキュメンタリー風の粗い映像など1964年当時の先鋭的な手法だと思われる。
市川崑のスタイリッシュな感覚と勝新太郎の泥臭さ、そして忍び泣く松本英彦の都会的なサックスのセッション。
面白かった。

うーむ。けれどタイトルはなんとかならなかったのかなあ。


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