いよいよ有馬記念です。
ファン投票で出走するオジュウチョウサンがNHKの朝のニュースでも紹介されるなど話題を集めています。
枠順が決まる前の武豊のコメントですが
「一番のストロングポイントはスタミナだと思うので。それを生かす乗り方はしたいと思います。ただ、他の馬がいることですし枠順も馬場状態もわからないので、ポジションとか展開はまだわからないですけど。ただ、そういうスタミナを生かす騎乗はしたいな、と思います」と、スタミナ勝負を公言していました。
ファンの多い馬ですから、2,3番手につけてズルズル馬群に飲まれる無様な騎乗はできません。1枠1番の好枠を活かして、ファンが納得する見せ場充分のスタミナ逃げをしかけてロングスパートの底力勝負の展開にするはずです。もはや勝ち負けの問題ではありません。
同じスタミナ逃げを得意にしているキセキはどうでしょうか。
前走、ジャパンカップは世界最高記録を出すほどのハイレベルなレースになりました。
キセキは毎日王冠、秋天、ジャパンカップと、すでに秋3戦をこなし有馬記念に出走してきました。これは使われ過ぎです。
調教は注目されましたが、可もなく不可もなくという状態のようです。
しかし、秋にG13戦目で、前走、レコードの反動がないはずがありません。また、有馬記念は坂を2回越えるタフなコースですから、外枠からオジュウチョウサンより前に行って競り合うような競馬はしたくないでしょう。スローペースになればキセキが勝つイメージがわきません。
JC組ならヒト叩きされて調子を上げてくる馬なら買えそうです。
ジャパンカップ4着、去年の有馬記念3着のシュバルグランは死に番の15番枠に入ってしまいました。リピーターがくるレースですが、これはかなり不利な状況です。
他にJC組ではミッキースワローがいます。
JCは5着ながら上がり最速の末脚を繰り出しました。前の4頭、6着のサトノダイヤモンドまで加えてもミッキースワロー以外はすべてG1馬です。
つまり、レース展開に恵まれれば充分タイトルに手が届く実力は持っていると考えても良いでしょう。打倒、外人騎手に燃える横山典騎手がどんな乗り方をするのか見ものです。
底力勝負になるのなら腹を決めて最後方からの上がり勝負も面白そうです。
そして、JCをパスして最も充実した状態で臨める馬が秋の天皇賞を勝ったレイデオロです。
最強4歳世代の代表馬ですから、3歳馬の大将格がいない今回は1番人気でもしかたがありません。
宝塚記念を勝ったミッキーロケットは秋の天皇賞5着でしたが、レース時は天気と馬場がどうなるかわかりません。道悪ならこの馬のしぶとさが活きる馬場になってもおかしくありません。鞍上にはまだ日本ではなじみがないですが、欧州の若き天才マーフィーが乗ります。かなり研究熱心らしいです。
宝塚記念を勝った和田に乗り替わらせるぐらいなので、この騎手が一番不気味な騎手です。
モズカッチャンはM・デムーロ騎乗で、絶好の3番枠に入りました。
この馬は牝馬ですが瞬発力がそれほどありません。
先行して押し切るタイプの競馬は好走しますが、今年のエリ女杯のように瞬発力では後ろの馬にあっさり交わされることが多いのです。
中山の急坂では1度勝っていますが、阪神では惨敗が二つあります。
坂のあるコースは久しぶりですが、古馬になってから勝ち鞍はありません。
狙いたいのはアルゼンチン共和国杯を勝ったパフォーマプロミスです。
見えない法則では瞬発力を並べた指数を比較して上位馬を買うことで、有馬記念の穴馬を見つけてきました。
今回はその該当馬がパフォーマプロミスになります。
ステイゴールド産駒ですから、中山も得意でしょう。
5番枠から好位追走、末脚爆発が見られるといいですね。
◎レイデオロ
〇パフォーマプロミス
▲ミッキースワロー
△ミッキーロケット
△キセキ
△モズカッチャン
△シュバルグラン
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