日産の議決権がこれで動く（予定）

■ゴーン前会長「適法だと言われた」　ケリー容疑者から
(朝日新聞デジタル - 11月27日 13:18)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5393510

フランスのメディアは一斉に西川批判に動いてる。なぜかと言えば、ゴーン派はケリーを含め５人、西川派が４人で今までは日本側の役員の意見を否決できたが、ゴーンとケリーが解任されれば、３対４で日本側が議決できるからだ。西川氏が記者会見でゴーン容疑者らを批判したのは、ルノーに対しての宣戦布告と僕は見ている。今後の動きとして、ルノーが保有する日産株を買い戻す動きに出るのではないか？

するとどうなるかと言うと、ルノーが日産株４３％で議決権を持っており、日産は１５％のルノー株を持っていることで、議決権がない現状を変えられる。ルノー株を買増す決定ができればルノー株を２５％まで買い増して日本の国内法でルノーの議決権が消滅する。

問題はルノーの背後にはマクロン率いるフランス政府が付いている事で、これを外交問題にまで発展させてくる可能性がある。何しろ自動車会社としては売上が上がらないルノーが日産に救われている格好になっているからだ。ここで日産に逃げられるとルノーの経営も苦しくなる。ひいてはフランス経済の影響も大きくなるだろう。
日本政府に外交圧力を掛けて日本司法への働き掛けを要求してくるかも知れない。
勿論日本政府には司法に介入する権限などないけどね。百歩譲ってあったとしても介入するわけもないが。フランスは普通に司法へも圧力を掛けるそうだが。
まあフランス革命の国だからね。