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2018年11月15日15:46

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あぁ〜勘違いあのとき僕はバカだった

凄い美人が居てね

場所は四ツ橋

この辺り昔からの木場

水が流れる川…今はアスファルトの下をながれ

情緒ある石造りの心斎橋は撤去され

あの手塚治先生も足げに通った

電気化学館

往時の姿を留めるも

今は四ツ橋交差点の目印に

木場の名残

朽ちかけた材木置き場が僕の仕事場

本店は摂津鳥飼の地に

材木置き場…道を隔てて1軒のお茶屋さん

材木屋の奥さんが片手間遊び半分で

おいといの無い人の経営するお店は

奥さんの友達の集まり場所

雨の日

寒い日

客はもとより奥さんの友達も来ない日は

道の向こうから手招きし…お茶でも飲みにと

忙しくて手が離せないときでも

なにせ相手は大家さん

断るに断れず…お茶を所望に

お店のドアを開けると

普段見慣れぬ女性がお茶を運んで来てくれる

美人…

これが美人と言う生き物…と

顔かたちは阿川泰子…桃井かおりの若い頃

思わず私くし茶を飲むことを忘れ

穴が空くほど見つめる

流石に相手も気まずいのか

そそくさと店の奥へ

サア…僕の心はバックファイヤー

呼ばれもしないのに

お茶も飲まないのに

お茶屋さんの扉を開ける

もち…目的は茶葉なんかではなく

店の奥に居るバイトさん

軽く会釈と交わす一言みこと

そのうち…相手もぼくのことをチラ見する

シメタ…これは

何かのサイン

相手も僕に?…な〜あんて

時は経て

お互いが気楽に話せる友達に

お茶飲みながら

出会って初めのころ

僕の顔…チラ見してたよねあせあせ

うん…とうなずく彼女

やっぱり…僕のこと気になったんだ

彼女…そう…今まで見たこともない人だったから

そんなに僕は…照れるなー

照れるでしょー…自分自身が鏡見たら…と彼女

えッ…なんで!と僕

だって…私…生まれてはじめて

三つ揃いのスーツ着て

鼻毛の団体さん出してる人見たんだもの

えッ…じゃあ僕の顔…チラ見したのは鼻毛なの?

当たり前でしょ

あの鼻毛はチラ見が限界よ

じっくり見たら眼がつぶれる

なんとも…僕はバカだから

あぁ〜勘違い

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