クランク

今年も始まり、既に半月が過ぎました。
語るほど面白いこともなく、ただ無為に生きている感じ。
主人公なら退屈を楽しめないし、ヒーローなら退屈から救ってくれるのだが、残念、主役になりたがらない脇役気質には腰まで浸かった泥も心地がいいわけで。
あぁ、また何もせず時間を浪費している。
時間はみんなに平等で有限であるが、その進みは人それぞれ。
俺の時計は目を離すとすぐに先に進んでしまう。
最近はほんと、秒針にケツを蹴られて慌てて明日に滑り込む。
今日は昨日の劣化コピーとはよく言ったもので、焼き増し焼き増しした毎日は今にも擦れて向こうが見えそうだ。
これは昨日？それとも今日？明日はもっと薄味か？
心臓は動いているだけで熱くなく、止まれるほど冷たくはない。
ネタ帳もって飛び降りれたはずが、今じゃ足がすくんでいる。
下がる？どこに？なんで？
進む？どこへ？何しに？
結局いつもの立ち往生。
足踏みしすぎて凹んだ足元は、古い考えで固まっている。
それが嫌でまた足を踏み鳴らす。
また今夜も眠れない。
巻いたネジが戻らないって、ブリキが鳴いてるんだ。
また、おやすみ。