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2018年10月24日09:24
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10月24日(水) #1717 鉄道廃線跡・南海平野線を走ってみた��(終)
おはようございます。木下藤吉郎です。
今から15年前の2003年(平成15年)の今日、日本テレビのディレクターによる視聴率買収事件が発覚しました。
■プレスリリース＠日テレ
http://
また、今から60年前の1958年(昭和33年)の今日は、元プロ野球選手で、現在は埼玉西武ライオンズ監督の、辻 発彦(つじ はつひこ)さんの生まれた日です。
■「選手の個性を潰したくない」西武・辻監督が貫く自主性を重んじた野球 | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト― - (2)
https:/
10月24日 水曜日
平野から追い続けてきた南海平野線廃線跡の旅も、飛田までやって来ると終わりは近い。線路は堺筋を踏切で跨ぐと、急速に高度を上げて阪堺線へ合流していく。
阪堺線と平野線の合流・分岐は坂の途中にあるために、平野線の運転手にとってはこのポイントは難所で、同時に腕の見せどころでもあったそうだ。とりわけ恵美須町から平野へ向かう下り列車は、引力で勝手に加速がついてしまう上に内側のよりきついカーブを曲がりながらになるので、相当なプレッシャーもあった事だろう。
そんな、阪堺線と平野線の実質的なターミナルだった今池駅だが、当時はその2路線だけでなく、直下に天王寺から天下茶屋へのびる南海天王寺支線も交差して連絡していた(今池町駅)。
南海天王寺支線は、天王寺から今池町を経て天下茶屋へと赴く、戦後復興期は国鉄(現JR)と南海を結ぶ唯一の連絡系統で重宝されたが、国鉄と南海が直接乗り換えできる新駅(新今宮駅)の誕生で状況が一変した。天王寺から南海を利用してきた客は一気に新今宮へ移行し、天王寺支線は突如ローカル線と化したのだ。
この上、関西国際空港開港を見込んだ天下茶屋駅の改築と地下鉄堺筋線の延伸(動物園前〜天下茶屋)が決定的な引き金となり、南海天王寺支線は段階的に廃止されていった。
さらに、あべのハルカスの完成で需要が天王寺・阿倍野周辺に集中すると阪堺電気軌道が読んだ為か、本線系統が上町線直通ルートに移行して浜寺駅前直通の便は全て天王寺駅前電停発着便に変えられてしまった。これによってか、もともと本線だった阪堺線の恵美須町〜住吉間は日中たった毎時3本だけになってしまい、かつてのセミターミナルだった今池は完全に寂れてしまった感じが拭えない。
少し北へ進んだ場所にある新今宮駅周辺と、その東にある阿部野橋周辺の賑わい様が、南海、阪堺の取った苦渋の決断が正解だったと思わざるを得ない感じがして、なんとも皮肉なものに思えて仕方ない。地域に愛着を持たれている方々にとっても、同じような気分ではなかろうか。
今から15年前の2003年(平成15年)の今日、日本テレビのディレクターによる視聴率買収事件が発覚しました。
■プレスリリース＠日テレ
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また、今から60年前の1958年(昭和33年)の今日は、元プロ野球選手で、現在は埼玉西武ライオンズ監督の、辻 発彦(つじ はつひこ)さんの生まれた日です。
■「選手の個性を潰したくない」西武・辻監督が貫く自主性を重んじた野球 | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト― - (2)
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10月24日 水曜日
平野から追い続けてきた南海平野線廃線跡の旅も、飛田までやって来ると終わりは近い。線路は堺筋を踏切で跨ぐと、急速に高度を上げて阪堺線へ合流していく。
阪堺線と平野線の合流・分岐は坂の途中にあるために、平野線の運転手にとってはこのポイントは難所で、同時に腕の見せどころでもあったそうだ。とりわけ恵美須町から平野へ向かう下り列車は、引力で勝手に加速がついてしまう上に内側のよりきついカーブを曲がりながらになるので、相当なプレッシャーもあった事だろう。
そんな、阪堺線と平野線の実質的なターミナルだった今池駅だが、当時はその2路線だけでなく、直下に天王寺から天下茶屋へのびる南海天王寺支線も交差して連絡していた(今池町駅)。
南海天王寺支線は、天王寺から今池町を経て天下茶屋へと赴く、戦後復興期は国鉄(現JR)と南海を結ぶ唯一の連絡系統で重宝されたが、国鉄と南海が直接乗り換えできる新駅(新今宮駅)の誕生で状況が一変した。天王寺から南海を利用してきた客は一気に新今宮へ移行し、天王寺支線は突如ローカル線と化したのだ。
この上、関西国際空港開港を見込んだ天下茶屋駅の改築と地下鉄堺筋線の延伸(動物園前〜天下茶屋)が決定的な引き金となり、南海天王寺支線は段階的に廃止されていった。
さらに、あべのハルカスの完成で需要が天王寺・阿倍野周辺に集中すると阪堺電気軌道が読んだ為か、本線系統が上町線直通ルートに移行して浜寺駅前直通の便は全て天王寺駅前電停発着便に変えられてしまった。これによってか、もともと本線だった阪堺線の恵美須町〜住吉間は日中たった毎時3本だけになってしまい、かつてのセミターミナルだった今池は完全に寂れてしまった感じが拭えない。
少し北へ進んだ場所にある新今宮駅周辺と、その東にある阿部野橋周辺の賑わい様が、南海、阪堺の取った苦渋の決断が正解だったと思わざるを得ない感じがして、なんとも皮肉なものに思えて仕方ない。地域に愛着を持たれている方々にとっても、同じような気分ではなかろうか。
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