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2018年10月01日01:38

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《犠牲者待ち》《休日ばかり》

《犠牲者待ち》

大型の台風が近づいて来て、メディアが活気づいている。

台風に限らず大きな災害の接近を知ると、毎度のようにメディアはその災害に直面した場合の実験映像を用意したりするわけだが…。

今回は台風という事で内容も台風に準じていたりする。
内容は風速の威力というか、破壊力というか…。

プレハブらしい仮の住居を用意し、そこに向けて大型ファンにより風を発生させ、直撃させる。
風速には段階を設け、その威力別による架空の被害を想定…というより実証するワケだが、…まあ、趣旨が趣旨な訳で、当然ながら目を見張る破壊力となるワケだ。

でも、ツッコミ入れるようで申し訳ないけれど、その検証ってのは一方向からの風(しかも一点集中)を受けた場合の被害であって、自然の風の影響とは掛け離れた話なんだよね。
まあ、それを実現する頃には同時に災害に対する相殺技術が誕生している訳だから、災害の一つ一つにビクつく必要もないワケだが。

というワケで、あくまで極端な一例として捉えている訳だ。


…で、その先の問題。
『台風の脅威』を検証し、『台風による被害』をお茶の間に伝え、更には『危険な台風』を周知させ、最後に『出歩かないように』と注意を促してくれる、この上ない親切さの極まりなのだが、…どうしてそうした危険性を知るキサマ等は現場に急行して状況を報告したがるのだ?

こういった災害事のニュースを目にする度に同じような感想をこうやって日記にする俺も大概だが、『行くな』と言っておきながら現地に急行させる会社もいい加減だと思ってしまう。…毎回ね。

でも、作り上げたスクープはどこかに『わざとらしさ』が見えてしまうもので、そしてバレた時の処理がいちいち面倒だからね。
自然発生するスクープはなかなか瞬間をとらえる事が難しく、目立つスクープならば競合他社がすぐに気付いてしまう。
じゃあどうやってスクープを発見する?

待つしかないでしょ。
でも、スクープ遭遇率なんて、それこそ激低の確率なのでは?

じゃあ、その確率を自力で上昇させるしかないでしょう。
それで、もっとも損害の低い確率の上昇法とは?
取り扱う生身の人間。これに限る。
事故発生時にはインパクト充分、しかも生放送限定。
自社のグループ構成の結果だから、独占どころか専用でしかないし、競合他社に売り込む事も出来るし、それ以前に買い込みに来る事が想像に易い。
犠牲者はあくまで事故死扱いとなり、少なくとも会社に大きな責任は問われない。
だって、そういった仕事だから。
そういう可能性もある。
そして可能性に直面した。
それだけ。

放送局のお偉いさんはウズウズしてるんだろうなぁ…。とか考える俺はイジワルかな?
でも、アレもダメ、コレもダメ、禁止禁止禁止ばかりが列挙する今現在の番組の刺激作りって、もう神頼みしかないと思うんだよね。

怪訝そうな顔をしつつ内心では喜ぶ人間の心理を鷲掴みにするには、やっぱ他人の不幸かな?


《休日ばかり》

悪くない話ではあるが、毎年9月か10月は休日が増える。これは夏の繁忙期に夏季休暇が取れないため、その休暇が翌月以降に移動するために増える現象だが、…いや〜…、やる事が無いとヒマで仕方が無いね。

気分転換にパチンコ屋さんに行こうかと考えても、タバコも一応は十分にあるし、目的が無い。
不必要な入店は浪費に繋がり易いため、ぐっと堪えてガマンガマン。
我慢ついでにピザも我慢。意味は無いけどね。

そうした我慢の末でもお腹は減ってしまう。さてどうしよう?
久々に『かつや』でも行くかとか思い、その他は何も考えずに目的地に向かうが、何も考えていなかったため、お金すら忘れてしまった…。

そんな事を気付き、車内に転がっていた500円玉で、バーガーキングに行く事に。
8個で200円のナゲットがけっこう好きなので、もちろん購入。…で、おまけにポテトM。ココのポテトは初期型が好きだったが(かつてのすき屋と同じベース)、今は一般的なポテトなので仕方が無い。ちなみにこちらもセール期間で110円だった。
合計で310円の昼ごはん。物足りない量だが、食べ終える頃には不思議といつもと変わらぬ満足感。結局、口に入れる事が出来れば何でもいいんだよね。俺。

そんな俺は、フレンチとか苦手。多かれ少なかれ、口に入れれば満足してしまうから、一品目を口に入れれば二品目までに満足感が出てきてしまうのだ。

だからメインの頃にはどうでも良くなっていて、なんか機械的に食べていたりして本来の楽しみ方が出来ないんだよね。

レストランなんかのセットなんかも、場合によってはサイアク。
炭酸系飲料なんかを先に持って来られ、うっかり口にしてしまえばメインメニューの到着前に満足してしまう。その後の食事は…。

う〜ん。


《あとがき》

あらゆる災害地から一生懸命に状況を伝えるリポーターは誰もが興奮しているが、アレは状況の悲惨さを思っての興奮ではない気がするね。
規制されている地域への立ち入り、誰よりもいち早い情報の収集実現、見知らぬ土地、または知った土地の変わり果てた姿。
チームで行動し、自分がカメラの中央に位置している。
ちょっとした旅行気分かな? 存分に楽しめているようで何よりだ。
仕事は理解できる。でも、人間性はどうだろう?
一生懸命を伝えたがる表情の裏、人生観が植え付けたあの目をどうにかして欲しい。

メディアでありながら、たまに予想外の出来事に本心を露わにしてしまうリポーターも存在する。そんな人は必ず言葉を失っていて、何かを言おうとしてもぜんぜん繋がらない。気を利かせたカメラワークは惨状をゆっくり映したりするけど、そこに入る音声はリポーターの言葉を詰まらせる音とか、風の音。たまにスタジオからの催促の言葉が飛ぶが、まるで会話が成り立たない。
もちろん、ニュースになんかなりゃしない。でも、それこそが人間の意を通したニュースにも見える。
冷徹になり切れない所はメディア失格だが、人としての感情が生きている人間らしい反応だとも思う。

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