岡田准一主演の 「散り椿」観てきました。
公式サイト
http://chiritsubaki.jp/
藩の不正を訴え出たために、時の権力に負け藩を追われた瓜生新兵衛(岡田准一)。
追放後も連れ添い続けた妻・篠(麻生久美子)が病に倒れ、死を迎えようとするなか、
最期の願いを新兵衛に託す。
という、まぁシリアス系の時代劇にはよくありがちな筋書きで、
こんがらがるような話の展開もなく、ややこしいやり取りとかもなく
小難しい専門用語とか堅苦しい基礎知識なんてものもいらない。
あー。時代劇だねーというそのものですが
とにかく、口調も展開もゆったりしていて、昨今のこだわり時代劇にありがちな
場面の照明的に暗めの画面展開ばっかりとかリアル盲みたいなとかもなく、
そして、ちょいちょいでてくる岡田准一の殺陣が、とにかくすごい。
体幹がしっかりしているので、刀振ったくらいじゃぶれやしない。
「関ヶ原」のときもすごいなとおもったけど、更に凄い。
ただ、話がとにかく地味で華やかさなんてまったくない。
たまにはゆったりとしたTHE日本映画ってのもいいかなという方には結構おすすめ。
ただ、作品の性質上とにかくおとっしょり向けなので、
おとっしょりがとにかくうるさい。老いとかかからくる生理現象なので仕方がないんだろうけど
黙ってじっとしていられないのなら、映画を見に行くのを辞めるという考えもしてほしい。
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