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2018年08月26日13:16

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正義は人を護る

犬こんにちわ

きょうは私の祖父の話です。

 祖父は「正義は人を護る」といつも言っていた。

祖父はこの言葉がたいへん好きだったらしく彼の3人の息子にこのことわざにちなんだ名前をつけた。長男は正一(私の父だ)、次男は義冶、三男は護(まもる)である。最近、私は年をとってこの言葉の偉大さを心底感じている。

なぜなら、下記の出来事では「正義は人を護る」と証明されたような気がするから。

テレビで、最大級のダイヤモンド(706カラット)がシオラレオーネ(Sierra Leone)という西アフリカの小さな国で見つかったとニュースで言っていた。この国の面積は日本の約5分の1で、人口は740万人だ。

見つけた人はその地域に住む貧しい住民で、見つかった土地はその地方の教会の所有と報道されていた。それで私は見つけた人、ここではAさんと呼ぼう、がほんとうに偉い人だと感じた。何年か前、この国で大きなダイヤモンドが発掘された時があったが、その時は約5万人が争い、「血ぬられたダイヤ」と呼ばれたそうだ。

たいていの場合、莫大な価値を生む大きなダイヤモンドが発見されると、大勢の人が争いを始める。そのダイヤを持つ人は殺されたり、事故にあったり、たくさんのお金で幸せになるはずが、まったく逆の運命を歩むことになるそうだ。

しかし、今回最大級のダイヤモンドをみつけたAさんは、そんなバカではなかった。彼はまず、土地の所有者である教会の牧師さんにそのダイヤを見せて相談した。「僕はお金を役立てたい」

牧師さんも頭脳明晰な人格者で、それでは、ということで二人はシオラレオーネの行政に相談に行った。そしてその莫大な価値を持つダイヤは政府が販売し、7億3千万円を得た。
そして政府はまず、国のインフラを整備する予算をたてた。
土地の所有者の牧師さんは、前からほしいと思っていた子供たちの学校を建てた。そして、Aさんは村のみんなの貧しい家々を住める家に建て替えた。

これは本当の話だそうだ。Aさんや牧師さん、村の人々、ひいてはシオラレオーネの国の人々すべてがダイヤモンドの恩恵にあずかったという話だ。それで私は祖父が信奉していた言葉、「正義は人を護る」を思い出した。本当だ!本当に正義は人を護る。これが、たとえば、誰か一人でも欲深いとか、正義を護りぬくという意思がない人とかだったら、この大きなダイヤモンドも多分血ぬられたダイヤになっていただろうと思う。

人間と生まれたからには、正義を貫いて生きていくのが一番安全で幸せな生き方だ、と私は思う。

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