敬愛できない人

先週、父方の墓参りにいってきた！

ただ・・・
墓参りは口実で、おれには、大事な、他の目的があった・・・

ただ・・・前年まで、どうしても、顔を合わせたくない人物がいた・・・
それは、何を隠そう・・・

わが父である・・・

訳は、子育て、家事などを、母に丸投げ・・・

もちろん、参観日や、懇談など行ったこともない！
顕著に、おれが、嫌悪感を持つようになったのは、小学校高学年になってから・・・

父は猛烈は巨人ファンでいつもテレビを独占！
試合に負けると、あからさまに、家族に八つ当たり！

母が言うには、おれは、覚えがないが、子供ながら、一度親父にキレて激高したらしい・・・

それから、おれには、あまり、怒らなくなったという・・・

さらに、憎悪の対象になったのは、おれが、うつに侵され、死んだ方がラクだ・・・と危険な状態になって、母や、ヨメに無理やり入院を余儀なくされても、連絡をよこさず、もちろん見舞いにもこない・・・

このことがあってから、縁まで切ろうとした！

まさに、子供なんざ、どうでもいい・・・と言わんばかりの、態度に、
絶対！連絡を取らないと、心にまで決めていた！！

数年が経って、そんな、確執状態を緩和したのは、一番苦しめられていたであろう、
母の連絡だった・・・

先々月、腸を患って入院した！と連絡があった・・・

おれは、さらさら、見まいなど行こうとも思ってなかったが、
母が説得し、ヨメからも一言あったので、仕方なく、態度を軟化させた・・・

この頃、自分の心情としては、物事を客観的に見ることができるようになっていたように思う・・・
損得・増愛・寛容・・・それを、勘案して、見まいに行くことにした・・・

父に会うのは、かれこれ６〜７ぶりか？？それくらい、疎遠になっていた
まあ、病室にいくと意外と元気そうだった

あまり言葉を交わすことなく、元気そうなことがわかると、すぐに、帰宅した
実は・・・母から、以前から、もう一つ、お願いされていたことがあった・・・

それは・・・祖父の相続・葬儀のことである

優柔不断な父には、祖父の意向は分からないから、話し合いを持つようにと、
打診されていた

おれは、今までは頑なに、これを拒んできた！

その理由は、この時点で別居していた母が、離婚を決めた原因に、祖父の意向があった！
というからだ！

結婚したら、添い遂げる・・・という信念を持ってる、おれにとっては、ともに苦労したであろう、母を、祖父の意向を簡単に受けれ、離婚にまで、口を出してくる祖父とは、嫌気がさし、ここ１年ほどは墓参りにもいかななかった！

そのくらい激怒していた・・・

しかし、母の離婚届の署名を頼まれ、仕方なく、サインした
このときに、しつこく、お願いされたのである・・・

やれやれ・・・情けない親父だぜ・・・と思いながら、母の頼みを聞き入れた

そして、運命のこの日・・・

祖父・父・俺の三人で、はじめての、三者会談で、我が家のこれからのことを、話し合った

以前から、用意していた資料を見せると、物珍しそうに、二人が見入る！！

祖父が、これは、どこから、取り寄せなものか？と尋ねられたので、
おれは「今は、ネットがあればこんな資料、５〜１０分で手に入るよ！」と自慢げに説明した

祖父は、こういう、ややこしいことは、面倒くさがりなので、
うちの父を、葬儀の喪主にしてほしい！というお願いから、話に入った！

そうすると、初めから、喪主は、うちの父に決めていたようで、
葬儀の話は、順調に進み、お金をかけず簡素にすること・・・、あまり、弔問客を呼ばないこと・・・などの意向を聞き出した

そのまま、相続の話をしようと思っていたが、あまり、いい返事が聴けそうに感じたので話題を変えて、ここまでとした！

まあ、喪主＝時期当主・・・という、慣例があるんで、これできまりだろう！
とりあえず、今日の目的は果たした！

でも、やっぱり、好きにはなれないし、敬愛の対象でもない・・・
これからもそうだろう・・・

父が、もっと、キビキビやってくれれば、こちらも安心できるんだけどな〜
長文失礼しました！！