『カメラを止めるな！』動員ランキングで圏外から10位にランクイン！
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=14&from=diary&id=5233115
SNSを中心にバズりまくっている映画「カメラを止めるな！」
上映館の拡大を行っているんで、ようやく観に行けました
ヤフコメ的に採点付けるなら、★4か★5
★4.5点ってのが一番しっくりくるかも
地方の映画館としては、久しぶりの満席で
時期も時期なので、恐らく帰省中の人も大勢居たんだと思う
満席の中で映画観たのなんていつ位ぶりだろー？と思い返してみると
「バックトゥーザフューチャー�供廾瞥茲�もしれないなと思いながら鑑賞
とりま、オススメポイントとしては
◆300万円の低予算映画
この予算でスターウォーズを作ると、2秒しか作れないらしいです
◆SNSから話題になっているだけあって、若者が多い
普段からアンテナ張ってるような連中も多い
◆大勢の観客が居たほうが面白い
ネタバレになっちゃうんで、観ればわかるとだけ
◆最初はミニシアター2館だけの上映で、今週辺りから124館へ拡大した
このバックグラウンドもストーリー性があって、話のネタとして使える
まぁさすがに近所で上映していなかったら、観に行かなかったかもしれないけど
ご近所で上映していたら、今月中に行っといた方が良いかも
今後どうなるかわからないけど、恐らく翻訳されて海外でも上映するんじゃないかな
間違いなく海外でも受け入れられる映画だと思いました
って事で、ネタバレへ行きましょうか
これから観る人は、ネタバレ観ない方が楽しく観れると思うけど
そんなに言われている程、ネタバレ観たからつまらないって事も無いと思う
まぁ後は判断して下さい
以下ネタバレ
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気持ちよく★5と点数を付けられない理由は
やはり前半の糞ゾンビパートでしょうか
自分の場合、無理やり奥さんを誘ったからという理由もあって
前半の時点で「ヤベー糞映画を観させているんじゃないか？」という不安で一杯でした
かと言って、その糞映画パートを面白く作れるか？というと
そんな風に作れる訳無いですよね
何故、糞映画なのか？何故、変なアングルで変な演技なのか？ストーリーも繋がらない…
これらが全てフリとして後半パートへ繋がる訳ですから
前半は糞映画として見せなければ、映画全体の構成として意味が無い訳です
映画全体としては「よく練られたストーリーだなー」と感心する部分が多く
長尺ワンカットで、更に生中継というシチュエーションコメディに落とし込む事で
裏にある役者個人のキャラクターの部分であったり、様々な葛藤を描き
そこを上手く笑いに転化させるセンスは、今まで観たコメディ映画でもトップクラス
シチュエーションコメディ（以下、シットコム）で大きな課題だと思われるのが
「笑いのツボ」の部分で、これは社会的な背景や、文化的な問題が強く反映される為
誰にでも笑ってもらえる「笑いのツボ」って意外と難しいんです
日本でシットコムの第一人者と言えば三谷幸喜ですが
三谷幸喜の作品は割と保守的な笑いが多く、「笑いのツボ」としては浅い事が多いです
では、本場アメリカのシットコムはどうかというと
今度は、人種いじりや、ナチスいじりなど「笑いのツボ」としては深すぎる事が多い
だからアメリカでも、「フレンズ」や「フルハウス」のように
シットコムは映画としてより、視聴者層の限定されるドラマで人気になる事が多い訳です
「カメラを止めるな！」では、長尺ワンカット生中継、更に出演者に欠員が出るという
シチュエーションをどんどん狭めていく事で、コメディ要素としては逆に広がりを見せる
という理想的な展開を重ね
「笑いのツボ」としても決して保守的では無く、それでいて尖りすぎても無く
そこそこ万人受けする笑いを取り、最後は綺麗にまとめるという構成力
正に、シットコムの傑作と言えます
是非、観客の多い時期に、漏れ聞こえてくる笑い声と共に観に行って下さい
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