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2018年07月08日14:00

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ブックオフに限った話ではありませんが

本屋に立ち寄るのは、目的の本を購入するだけではなく、探すという楽しみもあるんですよね。
背表紙のタイトルで、興味を引くもの、表紙で興味を引くもの、帯に書かれた寸評で興味を引くものがあるわけですが、ネット通販になれてしまうと、この「探す」という楽しみを忘れてしまうのかも知れません。
ブックオフで偶々手に取ったシリーズが、思いの外面白く、最新刊が読みたくて、本屋に行ったりとか。

今はそもそも本を読む人自体が減少しているようで、新刊が売れなければ当然の事ながら、古本屋のラインナップも寂しくなるわけで、必然的に立ち行かなくなってしまうのでしょう。

何とも寂しい話です。

自分の興味に向かって最短で進むのも必要な事かも知れませんが、自分の興味を引くものを探すというより道もまた楽しいものですが、そういった楽しみ方自体が、時代遅れになってしまうのでしょうかね。

効率重視の生き方も一つの生き方ですが、皆が皆それを目指すことは無いと思います。
横並び一線を嫌たはずが、何故か、そこに向かう人達が多いように感じる今日この頃です。

■「ブックオフの黄昏」かつて出版業界を恐れさせた勢いもなく、旗艦店も閉店に追い込まれ……
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=53&from=diary&id=5190376

 かつての勢いは、どこにいったのか。新古書店という新たな古本屋のスタイルを生み出したブックオフが黄昏を迎えている。

 6月、ブックオフは渋谷センター街店を7月22日で閉店することを告知した。ブックオフ渋谷センター街店は、2008年に「パルコ・クアトロ」のリニューアルに合わせオープンした大型店。地下にはグループ初の本格的な古着店が出店したほか、14年からはオークションサイト「ヤフオク!」とコラボ展開するコーナーなど、ブックオフの中でも旗艦店といえる地位にあった。

 近年、ブックオフの業績不振は深刻だ。過去8年の間に閉店した店舗は300店舗あまり。一時は、出版業界を脅かす存在となるまで繁栄したチェーンの勢いは、すでにない。

「ここまで業績が悪化したのは、ブックオフに足を運ばなくても、需要のある新しめの本を手軽に買えるようになったからでしょう。中でも、メルカリがブックオフの顧客を急速に奪ったのではないでしょうか」

 そう話すのは、古本の売買を副業にする個人。

「これまで、さまざまな方法で古本を売りさばいてきましたが、今では大半がメルカリです。何しろ、スマホで商品を撮影して、簡単な説明を書くだけで出品は手軽。出版から日数のたっていない新しめの本なら、それこそ数分で売れます」

 急速にシェアを伸ばしたメルカリだけでなく、Amazonでも古本の売買は盛んだ。ネット通販全盛の時代にあって、店舗運営を主体としたブックオフは、もはや古い業態になっているのは否めない。

「さらに、業績が悪化した結果なのか、ブックオフでは人気のある本の販売価格を高めに設定するようになりました。メルカリだとかAmazonで買うよりも割高感が出てしまったことで、余計に客離れが進んだのではないでしょうか」(同)

 本が読まれなくなることと、ネット書店の普及によって、新本を売る書店も次々と閉店に追い込まれている。ブックオフも、その流れの中に巻き込まれたといえるだろう。

 ブックオフに生き残る方法があるとすれば、メルカリ並みの値付けと、欲しい本が来店せずとも即入手できるシステムづくりであろう。

 いずれにしても、今ほどの数の店舗が不要になるのは確かだ。
(文=是枝了以)
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