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2018年06月14日10:16

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不思議でならないんだけどねぇ…

誰も来ない練習… 無理があるBのコード… ギターが続かない理由
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=134&from=diary&id=5153447




世界で最も普及した楽器と言えば、それはもうギターですね。
 
かつてベートーベンが「一人のオーケストラ」と評したほど、
 
この楽器はソロ演奏でも、グループ演奏でも汎用性が広いのです。
 
それもガットギター、フォークギター、エレキギターなど、
 
種類も豊富で、いろいろな場面で使えることも人気の一因。
 
若い頃、ギターを手にした人も多いことでしょう。
 
 
ガットギターから入った人は猫も杓子も、
 
イェペスの「禁じられた遊び」から始めたのではないでしょうか。
 
フォークギターから入った人は、
 
アメリカン・フォークソングやC&Wをコピーしたことでしょう。
 
 
僕も1964年、高校3年生のときに京阪森小路のバプテスト教会で
 
当時無名だった高石ともやさんに出逢ったことがきっかけで、
 
フォークギターを弾き始めました。
 
 
毎週月曜日に教会に通い、彼に基本コード、C、F、G7を習いました。
 
CとG7はなんとかこなせても、Fは難敵でした。
 
それもグリップハンド方式を覚えたら簡単にクリアできました。
 
次の強敵はBbで、なかなかリズムに合わせて素早く抑えられません。
 
いちばんの強敵はEbでした。
 
これは今でも手に負えないから、D#で胡麻化しています。
 
だから4弦5弦は弾けません。
 
 
僕がギターを始めた動機は、他の大多数の男どもと同様、不純なものでした。
 
ズバリ「女の子にモテたいから」という動機で、一応それは達成しました。
 
来る日も来る日もスリーフィンガーピッキングを練習して、
 
PPMのDon't Think Twice, It's All Rightを教室で歌い、
 
大勢の喝さいを浴び、「オマエ、すごいなぁ」
 
と言われることは、確かにエクスタシーでした。
 
 
しかしフォークソングを追及していくうちに、
 
「かっこいい」ことよりも、もっと大きな情熱に支配されて行きました。
 
それはウッディ・ガースリーの存在を知り、
 
ピート・シーガー、ボブ・ディランの哲学に出逢い、
 
歌には途轍もない力が存在する事実を知ったことでした。
 
 
しかし、そんなことよりも不思議でならないのは、
 
僕と同世代で、あれだけウジャウジャいたフォーク小僧たちが、
 
中高年になって殆ど絶滅してしまったことです。
 
今も押し入れの隅っこに眠っているギターを手に取れば、
 
誰でも、若いころ血を滾らせた「あの記憶」が蘇ってくるでしょうに、
 
青春時代の情熱がムラムラと湧いてこないのでしょうか?
 
そんなにも簡単に「あの特有の熱気」を忘れてしまえるものでしょうか?
 
「あの熱気」
 
そうです、あの熱気を浴びて呼吸して育った僕たちは
 
それこそ真剣に、「歌の力で世の中を変えられる」
 
って信じていたフォーク第一世代だったのです。
 
 
そんな彼等は、いったいどこへ消えてしまったのでしょうかねぇ。
 
大多数の彼らにとって
 
「フォークソング」なんて所詮ファッションだったのでしょうか?
 
 

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