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UD、バス事業撤退
国内市場縮小 希望退職700人募る
2012年9月17日 3:30 ［有料会員限定］

スウェーデンのトラック大手、ボルボ傘下のUDトラックス（旧日産ディーゼル工業）はバス事業から撤退する。同時に全社で希望退職を約700人募集する。バスの国内市場は人口減少やバス会社の買い替え先延ばしなどで縮小が続く。韓国の現代自動車も低価格バスで日本市場に攻勢をかけており、今後も収益確保が難しいと判断した。

UDは2011年からバスの生産と販売を一時休止している。親会社のボルボの中国拠点から調達する形で新型車の発売を計画したが、中国製のバスを日本の保安基準に合わせるにはコストが予想以上にかかるため撤退に踏み切る。UDのバス事業は一時、販売台数の1割弱を占め、大型でのシェアは15%あった。

9月27日から10月5日まで全社員の1割弱にあたる約700人の希望退職者を募る。基本給の最大20カ月分に相当する金額を退職金に上乗せする。ただハイブリッドトラックの投入に備えて電気系に強い技術者などの中途採用は増やす方針。

UDの親会社のボルボは欧州債務危機で業績に減速感が出ており、日本事業で10%程度のコスト削減をめざすという。UDの業績次第ではボルボの事業見直しの対象に浮上する可能性もある。

バスの国内市場は11年時点で03年の約半分の1万台規模に落ち込んでいる。他社では日野自動車といすゞ自動車が04年に生産部門を統合。UDも三菱ふそうトラック・バスとの事業統合を模索したが、調整が進まず断念した経緯がある。

UDが撤退すると国内バス市場は日野・いすゞ、三菱ふそう、現代自の3陣営になる。


いつの間にかUDはバスの生産販売を日本で止めていたのですね.
以前日産ディーゼルのコーチバスや路線バスに通学で乗っていて日野セレガ・ブルーリボンと並び思い入れのあるバスです.
今は日産の手を離れボルボの子会社になりましたのでリストラをしないといけなかったということです.
インド向けにはバスを供給しています.