一昨日の水曜レイトショー、MOVIX堺で鑑賞。
あの筋肉アクションスター主演による異色怪獣映画。
ドウェイン・ジョンソン
「ランペイジ 巨獣大乱闘」Rampage
大企業エナジー社は宇宙ステーションで遺伝子操作の実験を行っていたが、事故によってステーションは大破し、遺伝子サンプルの入ったカプセルが地球に落下する。
その遺伝子サンプルによって巨大になった3体がシカゴを襲う。
その内の1体である巨大ゴリラは、霊長類学者デイビスが面倒を見てたゴリラのジョージだった。
デイビスは、過去にエナジー社にいた遺伝子学者ケイトと共に、3体の巨大生物の暴走を食い止めようとする。
遺伝子操作によって巨大にされた生物が主に3体登場する。
ゴリラ、狼、ワニ。（冒頭の宇宙ステーション内のネズミも）
でも、見た目的にも雰囲気的にもこれは、もう、
怪獣だ！
他の生物の遺伝子があるから、特殊能力を持っているし、
体にトゲトゲあったり角があったり空飛んだり。
またいいのは、この映画は米軍による対怪獣への攻撃シーンが多い。
どんなに機銃を撃ってもミサイルを撃っても、全く歯が立たない。
これが怪獣なんですよ。
そんな怪獣映画。
今年は「パシフィック・リム アップライジング」に続いて2本目。
アップライジングが怪獣よりロボを前に出した感じでもあったが、
こちらは全編、怪獣による大都市破壊がこれでもかと見せてくれる。
ただ、それだでけではない。
怪獣映画にある要素を入れることで、これまた痛快な内容に、
それが…
怪獣映画＋筋肉アクション
主演があのドウェイン・ジョンソン。
最近は「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」と「セントラル・インテリジェンス」など、
新作は未見だったが久々の拝見。
「ワイルドスピード」シリーズでもお馴染み。
かつてはザ・ロックと言われた、筋肉男が怪獣と戦う！
この人自体、映画の中でも人間離れしたような存在なので、
もはや敵は人間相手では物足りなくなったのか（笑）
かつて筋肉アクションスターでシュワルツェネッガーをプレデターと戦わせたトンデモ発想に近い感じがする。
当然、怪獣相手なんでドウェインが取っ組み合いするわけではない。
しかし、観る前は予想で彼が巨大化してウルトラマンのように怪獣と戦うのか？
マジで予想してましたよ（笑）
【注意】ここからネタバレ有り
しかし、この映画が良かったのはそうではなく、
違う方向で面白く見せた事にある。
霊長類学者であるドウェインと相思相愛な仲のアルビノなゴリラのジョージ。
このジョージが巨大になった姿がまさにキングコングだ。
最初は、狼怪獣と鰐怪獣と一緒に暴れ回るジョージ。
あらゆる兵器で倒せない怪獣を退治するにはどうすればいいのか？
怪獣同士を戦わせればいいのだ！
ジョージを助ける為に解毒剤を手に入れた主人公たち。
それをジョージに解毒剤をどう投入するのか？
この方法が、とんでもないやり方で凄かった（笑）
それで正気に戻ったジョージがｍさにキングコングのように、
狼怪獣と鰐怪獣相手に戦う。
やっぱりね、怪獣映画は怪獣バトルがある方が面白い。
それだけではない。
何とドウェイン・ジョンソンとジョージが共闘する！
筋肉アクションスターと怪獣の共闘！
怪獣映画で、怪獣と生身の人間が共闘とは恐れ入った。
これはドウェインだからこそ出来る。
昔だったら、シュワちゃんがやってそうな企画にも思う。
監督がブラッド・ペイトン
ドウェインとは「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」と「カリフォルニア・ダウン」で組んでる。
以前に「カリフォルニア・ダウン」の感想日記をレビューした事がありましたが、
その時の感想で、
筋肉アクション＋ディザスタームービー
と例えましたよ。
「カリフォルニア・ダウン」での方式を今度は怪獣へと持ってきた感じがする。
地震津波と戦うドウェイン・ジョンソンだったが、今度は物理的に倒せる怪獣に持っていったと思う。
特に、怪獣を作った敵のアジトのビルからの脱出劇。
崩れ落ちるビルに飛べないヘリに乗ってヒロインと乗るドウェイン。
ヒロインが「こんなの無理よ」に対して、「雪崩のように滑り込めば大丈夫だ！」
この強引さは、「カリフォルニア・ダウン」で津波を避けずに津波の中心に突っ込んで行く強引さに非常に近い（笑）
思うんだけど、この監督主演による作品の面白さはそこなんですよ。
あえて逃げずに危険な場所へ突っ込んでいく強引さ！
他のキャストでは
元遺伝子学者のヒロインにナオミ・ハリス
この方は、007シリーズのマネーペニー役でお馴染みの女優さん。
この感想日記では「われらが背きし者」などで拝見してる。「ムーンライト」に出てますが未見。
今回はドウェインとの息の合ったヒロインぶりで素敵なナオミさんだった。
怪獣を作った黒幕である姉弟の姉役にマリン・アッカーマン
鑑賞中、この人どっかで見た事あるような？と思えば、
「ウォッチメン」でシルク・スペクター�兇魃蕕犬真佑世辰燭里諭�
でも、今回は悪役です。
政府機関の捜査官役にジェフリー・ディーン・モーガン
「ウォッチメン」といえば、この人もコメディアン役で出てましたよ。
マリンさんとジェフリーさん、ウォッチメン繋がりなんだけど劇中では顔合わせる所が無かった。
この役者さん、最近は「ウォーキング・デッド」で強烈な悪役を演じてたので、
出た時はまた悪役なのか？と思ったら意外とイイ人でした。
主人公らをサポートするキャラが良くて、話的に面白かったのもある。
観て思ったんだけど、
ブラッド・ペイトン監督は本当はキングコングをやりたかったのでは？
と思うほど。
最近もあったキングコング、ゴジラｖｓキングコングは別の監督に決まったようだけど、
今後のハリウッド版のゴジラシリーズやキングコングの続編とかやらしてもいいのではないかと思う。
今回の作品、ペイトン監督の怪獣好きアピールが物凄く伝わった。
そして、ドウェイン・ジョンソン。
また新作も近く公開予定で（こちらも多分観に行く予定）
今回のような、人間以外の相手とまた戦って欲しい！
今度は地球外生命体のエイリアンとか。
とにかく理屈抜きで痛快に面白かった！
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