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2018年05月14日11:22

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満室でございます。

10日の晩、どんじょいわなさんから突然のメッセが入る。
「あんだ、明日体空いてる?」

出動のお誘いだ。 ^^
目的地は何時もの鬼首ではなく、舟形山系鳴瀬川水系唐府沢上流
本流とも言える朝日夕日沢から山越えをして、尾根の稜線を走る林道から、高度差200メートルの沢へ1時間掛けて降りる、心臓破りのコースでR。
ココロの準備も出来ない内に弁当を作る事を考え、「連れてってぇ〜!」とメッセを返す。(笑い


終点の車止めから沢への登り降りを無事こなせるだろうか?ってぇ動揺が収まらないまま、ベントウを作る。
今回は少しでも軽く!と無意識に思ったのだろう。ちょい大き目のオニギリ2個とサバ缶との簡易ベントウだ。(笑い

そして翌朝5時、 どんじょいわな号登場。
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さぁ、今日は気を引き締めて行かなくっちゃ、と山へ向かう。
地元、鳴瀬川を遡行する様に移動して漆沢着、ダム横の林道を進んで、朝日夕日沢流れ込みから林道を走り、もうちょいで山越えルート分岐点だというところで、道が通せんぼ。
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アラ?アラァ〜??
この先で雪崩による道路への崩落でもあったのだろうか?
ここから歩くのではとてもじゃないので、目的の唐府沢上流部行きは諦めるしかない。
残念とホットする気持ちが同居するまま、んじゃあ何処へ行くべい?と次策を練る。
この近辺、1時間ぐらいのまでの移動時間で行ける沢や場所をあれこれ上げてみるも、どこももう山菜は終わりかけているだろうという結論に達する。

う〜〜〜〜〜ん、んぢゃあ、当初の目的のポイントまでは辿り着けないにしろ、林道を下って唐府沢の出合いから沢に入って、車止めから行けるトコまで遡上してみよう!という事になった。
ハイ、回れぇ右!(笑い

出合いまで戻り、岩魚の養殖場跡を通り抜けて林道終点着。
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ココからは沢の中を遡行と渡渉を繰り返しながらの探索になるので、しっかりと足拵えをしてザックを背負う。

どぉ〜れ、遡行開始!
まずは右岸へ渡って遠くから見えていた残雪周りを舐める様にチェックしてブッシュに突入。
残雪周りには細いコゴミがそこここに出ていたが無視。
ブッシュの中には時々アイコとタカドが見える。
大分伸びてしまっているのもあるので、良さ気なのを選んで採取しながら、探索を続行、やがて沢にぶち当たり、対岸へ渡渉しては沢際と山際の間を徘徊する様に探索しながら、上流方向へ進む。
フム、この沢はやっぱりアイコとタカドが多いな。
この2種が腰の籠を満たし始める。

アイコってこんなヤツです。
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やがて左岸の側壁にけっこうな滝が出た。
こういった場所はウドやらウルイやらの美味いモンが生える事が多いので、先行するどんじょいわなさんがチェックに向かう。
やはりウルイが「そこそこ」生えているとの無線が入る。
おらはどんじょいわなさんが探索しているさらに一段下側をサラツと眺めて上流へ向かおうとした時、ずっと下流から凄い勢いで二人組みが進んで来た。地元の人だろう、挨拶を交わして見送る。
おらは滝のすぐ上流でまた沢を渡って対岸を物色する。
やはりアイコとタカドが目立つ。

今回は画像が無いのだけれど、タカドは地域々で様々な名前で呼ばれる。クワダイ、ホンナ、ボンナ等々だ。
これだけ様々に呼ばれているってぇことはそれだけ認知度が高いって事だし、味も良い山菜なのだが、何故か採取する人は多くない。
おらは大好きなので、見つけりゃあ無論採取する。
腰の籠が半分ほど満たされた頃、どんじょいわなさんとプチ再会。
その後も渡渉と探索、遡行、採取を繰り返しながら進み、左岸のブッシュの中を走る支流に沿って探索してみると、遡行先にケッコウな滝を発見。
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滝まわりの斜面がイカにもお宝発見できそうな様相をしているので、探索に向かったけれど、先行するどんじょいわなさんから「かなり厳しくて進む気がしない」と無線が入る。
どんじょさんがそういうぐらいだから、おらにゃあ無理だな。
って事で二人とも枝沢から撤収。
また沢へ戻って周囲を探索しながら遡行を続ける。

両岸とも切り立ちはじめ、残雪もあちらこちらと豊富になりだし、左岸のちょいと開けた緩斜面で、目線よりも少し上をフトみると、丁度食べごろの太いアイコの一株が採ってぇ〜とばかりに目に入る。
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もちろんいただきました。
そして横を見るとそこにも!
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ゆっくりと辺りを見渡すと、アイコだらけ。
しかもみんな食い頃で、親指ぐらい太い。

ザックを下ろして、腰を据えて本格的に採取する。
空だった腰の籠がたちまち一杯になる。
ザックからビニール袋を出して、籠からアイコを移していると、どんじょさんから「今、何処?」って無線が入る遡行してきた様子と現在地、今の状況を送信して採取を続ける。

採取が終わり、採ったコゴミを入れたビニール袋を苦労してパッキングし終えたところでどんじょいわなさんと合流。
アイコ畑の様な暖斜面を抜けると、50mほど上流の左岸に枝沢が出合うのが見える。
どうしよう?この時点でおらの30リットルのザックはもう90パーセント一杯。
重くてしょうがないので、ここで改めてパッキングし直して、デポする事にした。
どんじょいわなさんもザックからでかいビニール袋を3つ4つ出して、ここへデポ、身軽になって枝沢の出合いへ向かう。
出合いを超えた残雪の向こうから「お〜〜い!ここに太っといコゴミ出てるぞぉ〜」と無線が入ったので向かう。
流石にもう伸びてしまった物が多いが、丁度良いぐらいのをよって採取する。
まあこんなもんで良いだろう。これ以上採っても、もうザックに入らないぞ!ってえ量になったので、無線を飛ばしてデポしたザックのところへ戻る。
戻る途中で倒木にでっかいワゲ(ウスヒラタケ)を3個発見。
腰の籠に押し込んで戻る。

ザックの所へ戻り、ワゲをザックに乗せて1枚撮る。
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さて、これからが一仕事。
まずコゴミを腰の籠からビニール袋へ移し、ザックを一旦空にして再度パッキングし直す。
だが、どうやってもベントウの入るスペースが無い..........
エェ〜イ、喰っちまえ。 ^^ヾ
ザックに入らないなら腹へ仕舞う事にして、やっと荷物がザックに収まった。(笑い。

腹もザックも満ちて、くつろいでいると、足元の水溜りにガマの卵を発見目

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そういやあ、ナントカシードってぇこの卵塊を連想させるジュースが売っていたことを唐突に思い出す。 ^^ヾ

ああ、良い天気だ。のぉ〜んびりと周りを眺めて30分ほど過ごすとどんじょいわなさんが戻ってきた。ここでどんじょさんも昼食。
その後一休みしてパンパンに膨らんだザックを担ぐ。
おらのは100パーセント満室。
おらのより一回り大きいどんじょいわなさんの40リットルザックは120パーセント満室

おら、よろけながら沢を降りました。
先日、少し傷み出したザックをチェックしながら、次は一回り大きな40リットルを購入しようかと考えていただけれど、満室になった重さを想像しながら、やっぱおらにはこのサイズのザックが丁度良いかな、って思いながら車へ戻ったのでアリマシタ。

帰宅途中で釣り仲間のヨンのところへアイコのおすそ分け、それでも残りの山菜が冷蔵庫の野菜室に納まりきらずに、妹の家へコゴミ全部とアイコ1キロぐらいをお裾分け。
八王子の師匠のところへアイコとタカドの消化協力して下さいと送って、やっと野菜室満員に収まりました。
毎日バリバリ山菜食っているおらのウンチは緑色です。
まあ、一週間はこの状態が続くかな。  ^^
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