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2018年04月30日22:23
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ANGEL_MILK_STORY【第十部】Vol-2
<u><strong>（※無断掲載・複製・引用禁止※） </strong></u>
<u><strong>【イラスト→北山万津利・三日月美代・西野恵・三日月光太郎】</strong></u>
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――…時はさかのぼり、朝美に連れ出され、北山万津利の神社に連れてこられた、
三日月美代・西野恵・三日月光太郎の３人の面々…――
――…朝美にトレーニングをうけながら、かなり自信をつけはじめた三人だが、
それでもタウ【τ】に、全力で放った三位一体の攻撃を軽々とあしらわれ、凍るように戦慄し。今の状況下…、自分たちが、どういう敵に立ち向かおうとしているのか？その現実の深刻さを、改めて、まざまざとおもいしらされていた…――
それと同時に、あの忌まわしき「突撃部隊の惨劇」で、彼らが、どんなおそるべき敵と戦っていたのか？どんなおぞましいバトルが繰り広げられていたのか？それを肌身で感じはじめていた。いかに、自分たちが、甘っちょろい行動を繰り返していたのか…。いかに自分たちの考えが軽々しいものだったのか・・・・・
――…その思いが何度もくり返され、実は、少し諦め半分になりつつもあった…――
――…朝美も、真面目にトレーニングをうける気になったこの３人を、
いつかは、万津利の元へと連れていかないとは思っていたが、タウ【τ】にあおられるまでは（まだ早いのでは？）と感じていたため、今まで、それを黙していたと言うのが本音ではあった…――
――…そんなそれぞれの思いがよぎる中、万津利と３人は対面した…――
――…３人も、「北山万津利（きたやままつり）」と言う存在を、
朝美から、入念にデータを見せられていたので、その凄まじさは、十分心得ていた…――
――…中でも、あの「季＝毒姉妹の猛攻を食い止めた事のある存在の一人」と言うのが、美代たちには、十分に納得がいく答えであった…――
そして、朝美や秋子たちとは、これまた違うが、確かに、崇高で強大なオーラを３人は、万津利から感じとっていた。
万津利は、そんな３人を見て口を開いた。
万津利「まずは、はじめましてと言っておこう。だが、おそらく、朝美の方から、十分に私の事は伝わっていると思う。そして、私も、朝美から、あなた達の事は十分に説明され、よく熟知し理解させてもらっている。」
一呼吸して、万津利は、話を続けた…
万津利「分かっていると思うが、これから先、あなた達の要望通りに対しての、私からの修行をうけるとなると、それは地獄以上のものとなる…。それでもあなた達は、私の修行をうける気はあるか？しかし、それを断れば、一切、復讐活動は止めてもらう。それは、朝美からも、聞いてはいるな？」
朝美は、３人に「諦めてもいいのよ…」と、優しく言った。
しかし、美代は、実際に万津利の姿を見て、何かを実感したかのような震える思いをうけた。突発だが、賭ける意義はあると美代の脳裏によぎり、 万津利に言い放った！
美代「ま・万津利さん！あなたを実際にこの目で見るまでは、正直、諦めかけていました！でも、今、この目であなたの姿を見て、なにかの可能性を感じ始めました！とにかく、何と言ったらいいのか…わ・私の直感がそう言っている！私、やります！」
恵も「こ・このままじゃあ、私が産まれた事自体、否定されると言うか、意味が無くなってしまうような気がする…。私からもお願いします！どうか、修行させて下さい！」
光太郎も「お・俺も同じです！修行させて下さい！！」
３人は、そう言うと、万津利の前に深々と土下座した。
万津利は、３人の態度に、優しく微笑んだ…。
朝美は、心配そうに眺めていたが、心を鬼にして、３人の行動を、
優先し、その場をあとにした・・・・・
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…が、朝美が、その場から完全に去っていった後、
万津利は、いきなり、ニタニタ笑いはじめ、ハサミと理容道具を下の者に、
持って来させて、３人を座らせ、美代たちの自慢の髪をバッサバッサ切りはじめた！
美代は、驚愕して、
「ちょちょ…待って！な・なんですか？これ！？」
と、叫ぶと、万津利はニタニタ笑い続けながら、
「まずは、お前ら、この私から修行をうけるからには、その長ったらしい髪を切ってふさわしい格好になってもらう♪話はそれからだ♪」
恵も「え！え！？マジ！？マジ！！？？？」
と、慌てふためいたが、万津利は、「マジ♪」と言って
３人の髪をどんどんバッサバッサと切っていった…
金髪の恵にいたっては、ヘアカラーで、色も真っ黒に染めあげられた。
万津利曰く「まずは、形から入る♪」との事だった・・・・・
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そして、髪を断髪された３人は、洗い場に行かされ、
万津利にバッサリ切られた髪を洗いはじめた。
美代たちは、短くされた髪を洗いながら、洗い場で、口々に呟いた…。
恵「あ・あの人。どＳなんじゃねぇ？」
美代「な・なんか、私らの髪を切りながら、ニタニタ笑ってたよね…」
光太郎「た・確かに、えらい楽しそうにやってたな…」
美代と恵は、ショートカット近くまで断髪され、光太郎は、頭全体の髪の長さが１０�僂�らいにまで断髪されてしまった。
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続いて、美代と恵は、万津利に似たような道着に着せかえらされ、
光太郎は、黒が多いシンプルな道着に着せ替えらされた。
万津利には聞こえないように、またも、３人は、
愚痴をボソボソとこぼしていった・・・
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しかし、その後からは、万津利は、
真剣さを増した表情に戻っていた。
まずは、美代と恵のコンビ技で、朝美にトレーニングを受けた頃、
猛特訓していたバトルモード。
「泣き叫ぶ花の舞う嵐（なきさけぶはなのまうあらし）」をやってみろと命じた。
西野恵の超能力（チカラ）で、様々な花弁を出現させ、
それを三日月美代が二刀を使って、その花弁を操りながら、攻撃すると言う技だ。
この技を繰り出す最中、花弁たちが、≪キャアアァァァ・・・・・≫と、
女の悲鳴のような音が出るため、２人は、この技の名前をそう名づけていた。
万津利曰く、２人のデータを見て、この技だけは使える可能性があるかもしれないと、実際に、２人にやらせてみさせた。
２人は、この技は、未完成で消耗度が非常に高いため、技の途中で２人は疲れ果ててしまい中断してしまったが、万津利は、２人のこの技をこの目で見て、何かしらをほのかに感じとっていた…。
一方、三日月光太郎に至っては、万津利の僧の者たちに付かれながら、まずは、とにかく、「走る」と「跳躍する」を繰り返させられ続けていった……―――
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【第一部】から【第十部】Vol_1＜改正版＞
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<u><strong>14P漫画「AMS」
竹原直己VSファイ【φ】スパーリング戦
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<u><strong>☆『ANGEL MILK STORY』
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<strong>Pray for JAPAN! Hope JAPAN!
みんなが笑顔になりますように・・・</strong>
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