JR北陸線C56引退 大勢のファン
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5129178 北陸本線の米原〜木ノ本間で運転されているSL北びわこ号は複線区間で架線などの障害物が多い上に大した勾配区間も無いのであまり煙も期待出来ない...と言う事であまり撮影意欲が湧かず、今まであまり撮影した事が無かった。
しかしながらC−56が引退する最後の運転がここで行われると言う事で最後の姿を見に行く事にした。
列車の最後の運転を見送るという行為は「鉄ちゃん」その物であるので、「鉄」でない私はあまり気が進まなかったが、さんざん通っている山口線ならばともかくとしても滅多に行かない北陸本線での運転を無視し続けるのは後悔しそうな気がしたので一念発起して撮影する事にした。
SL北びわこ号の撮影は十年以上ご無沙汰していたので撮影場所が分からない。 大昔に撮影したおぼろげな記憶を頼って撮影地を探した。
まずは遠い昔に撮影した記憶のある河毛〜高月の鉄橋のポイントに行くと...何じゃこりゃ〜
早朝からこの有り様。 全く立錐の余地無し。 しかも後から後から撮り鉄がやって来る。 これ以上絶対無理。 他人の背中を撮る羽目になる。 ラストラン恐るべし。 すごすごと退却するしかなかった。(自爆)
その場所から少し駅寄りの場所に妙な立て看板(?)を発見した。 大体場所取りは三脚か脚立を置くのが定番だか何コレ? ホームセンターか何かで園芸用の柵だか何だかを買って場所取りにおっ立てている。 これで場所取り? 蹴飛ばして終わりやろこんなもん。(自爆)
結局河毛駅からさほどは慣れていない線路際に陣取る。 朝六時過ぎで一番乗りだったが、すぐに回りに人だかりが出来た。(笑) 類は友を呼ぶ...いや鉄は鉄を呼ぶ。(自爆)
他人が構えていると良い場所のような気がして撮り鉄が集まるのは自然の流れ。 逆に全く誰もいない場所で構えるのはなかなか勇気が要る。 撮り鉄と言う生物は「人がいる場所=良い場所」「誰もいない場所=撮影に不向きの場所」と言う刷り込みをされている。(大自爆死)
北陸本線は幹線だから練習撮影用の電車は何本もやって来る。 ピント確認には都合がいい。
いよいよ本命の煙を吐く黒い物体がやって来た。(笑) 期待以上の煙。 めでたしめでたし。 最後だからサービスしてくれたか?
撮影直前に突如として我々の構えている前で線路際に乱入した親父がいたが、我々が一斉に罵声と怒号を浴びせて退散させた。 多分撮り鉄でないタダのカメラ親父。(笑) 撮り鉄ならば構える前に自分が邪魔にならないか後ろを確認する筈。
撮影した列車は木ノ本でしばらく停まって米原まで回送される。 終点の木ノ本にはターンテーブルは無いからSLは単に電気機関車に引きずられて戻るだけである。
線区が短いのですぐ戻って来る。 線路際の田んぼの風景の良い虎姫〜長浜間で撮影した。
午後の撮影はやはり河毛〜高月間の河毛駅の近くの午前とは反対側の線路際の麦畑に陣取る。 既に朝イチで場所取りしていたので余裕で陣取る。 撮影場所は多くの人が立てるので既にかなり増えていた。
駅から近い場所に陣取ったので待っている間にも河毛駅から続々と撮り鉄がやって来た。 結局SLがやって来る直前まで人の流れが絶える事は無かった。 最終的には私がカメラを構えた場所の回りには百人以上集まったと思われる。
午後も本命の煙を吐く列車を待っている間に練習する。 ピントや露出だけでなく列車の長さの見当を付ける。
やがて煙を吐く黒い物体がやって来た。(笑) これで本当に最後の運転だが最後にしては煙がイマイチ。 最後くらい煙を出し惜しみしないで貰いたい。 こんな事だから撮り鉄に「北びわこ号」でなく「スカびわこ号」と愚弄されるのだ。(大自爆)
撮影後に終点の木ノ本に行ってみる。 しかし駅は物凄い人だかりで、まともに写真を撮れる状況に無い。 すぐに諦めて退却した。
最後の回送ももちろん撮影する。 場所は虎姫〜長浜間の伊吹山バックのポイントにする。 切り取り方によってはSLが自力で走っているように見えるかも?(笑)
予想はしていたが、やはり最後の運転と言う事で撮り鉄の数は物凄かった。 しかし人が多く立てる場所を選べばちゃんとまともに撮影出来る場所に入り込む事が出来た。
これだけ集まると知っている顏にも再会する事になる。 何人かと話し込んで旧交を温めるひと時を過ごした。 一種の同窓会のようだ。(笑) それだけでも来る価値はあった。 なんだかんだ言っても楽しい一日だった。
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