バトルロワイヤル

皆さんに、ちょっと今日は殺し合いをしてもらいます..って例のアレです。

アメリカのペーパーブックっぽい見た目がタイリッシュな原作本がかっこよかったなぁ。
元々、キングの「死のロングウォーク」とか「バトルランナー」とかこちとら大好きなんで、
それをさらに過激にしてわざわざ日本の中学生に置き換えたなんてサイコな最高な内容、読まずも観ずもいられるもんですかい！

で、深作作品に生まれ変わった映画の方の話。
基本原作が視覚的って言うか、わかりやすーい描写なんでそのまんまって感じだけど、
人がワチャワチャいる構図はワチャワチャのままで全部を捉えきる絵力と
女子供だろうが血へドまき散らして死ぬときゃ死ぬんだよっつう容赦ないリアリティの迫力は抜群だわな。
今さら、俺がそんなん偉そうに感心するこっちゃないけどね。

さあ巨匠が各々に描き切った青く若い魂が飛び散る様を観よ！(ごく一部妙に老けた魂もおるけどね...山本太郎、当時26歳．．ﾎﾞｿ)

なんか「絶対にノリコを守るよ」...なんて例のあんな感じの熱演で身をよじりながら、鍋のフタより役に立ってない竜也をみよ！(藤原)
初の映画出演に鎌を片手にクラスメイトの喉を掻っ切って回る、激しく躍動しボディも精神も弾けまくってるコウをみよ！(柴咲)
殺し合いの真っ最中にロードワークを欠かさない時点で？だが、命が尽きる瞬間まで堂に入ったフシギちゃんを演じきった千明をみよ！(栗山)
えと....前田愛の妹の亜季をみよ！(前田)←なんも思いつかなかった...。

つうかこれって観る人はほっといても観るだろうし
観ない人は一生絶対観ない映画の典型だよね。．．.それで正解なんでしょうしね。

北野先生にはわざわざ触れなくてもいいでしょ。原作時点から名指しでオファーされてたんだしね．．何か言うとめんどくさそーだし．．。
いやー、でも安藤政信めちゃくちゃかっこいいなぁ。え？この人山本太郎の１こ下なの？

あ、時々入るセリフを文字で見せる演出はジャマ．．(←最後、ササッとディスり逃げ)

【★★★★☆】
【おススメの人：中学3年生が主人公の作品なのにＲ15指定が入ったせいで、当時同級生は観れたのに、何でおれはダメなんだよぉってなってた誕生日が遅めの人】
【おススメしない人：海パン姿、素肌にサラダ油ぬってメロリンＱってた時代、もしくは変な政治家になってゆかいな仲間を集めてる山本太郎としてしかどうしても見られない人】