mixiユーザー(id:21271116)

2018年03月05日22:15

89 view

宮下祥子ロマンティックギターコンサート鑑賞

【写真左】満員の会場・銀座ヤマハホール
【写真中】終演後のサイン会で宮下さんとヴァイオリンのハリムさん(宮下さんの後方バンダナの男性)
【写真右】勝手に打上げのギター仲間

ぴかぴか(新しい)
皆さんこんばんは。
3/3(土)14時〜銀座ヤマハホールにて開催された「宮下祥子ロマンティックギターコンサート〜19世紀ギターによる古典音楽と情熱のピアソラ」を鑑賞してきました。ゲスト共演者はエジプト生まれのヴァイオリニスト、アテフ・ハリムさんです。
この日は私が千葉で主催しているステージ練習会の開催日と重なっていましたが、宮下さんは私のギターの師匠の一人ですので、練習会を他の方に任せて銀座に駆けつけました。

ぴかぴか(新しい)
第1部はソルなどの古典名曲を、大西達朗さんが製作した19世紀ギターのコピーモデルを使用して演奏されました。
ソル(1778〜1839年)の時代に活躍し、ソルが推薦するギターとされており、ソル自身も使用していたと言われているギター製作家のラコート(1785〜1868年)の楽器をコピーしたモデルです。現在普通に流通しているいわゆるモダンギターに対し、サイズが小さくて音量も少なく、音色が繊細な感じの古楽器です。
宮下さんが弾く19世紀ギターは初めて聴きましたが、繊細で温かい音色に気持ちが癒されました。ソルの「悲歌風幻想曲」はめったに弾かれない隠れた名曲ですが、心に残る名演でした。ただ、音量の少ない19世紀ギターには333席の今回の会場は少し広過ぎた感じでした。もう少し小さな会場で聴くとこの楽器の良さがもっと楽しめたと思います。
ぴかぴか(新しい)
第2部は現在普通に使われているモダンギター(今井勇一リミテッド杉)に持ち替えて、ロドリーゴの「ヘネラリーフェのほとり」と藤井敬吾さんの「羽衣伝説」を演奏。羽衣伝説は当初演奏予定だったロドリーゴの「小麦畑にて」の代わりに演奏された、ギターの超絶技巧を駆使した作品で、ギターをあまり知らない方でも楽しめる楽曲として急きょ演奏されました。
第1部の19世紀ギターを聴いた後で、モダンギターを聴くとやはり音量が大きくリラックスして聴くことが出来る感じでした。ギターと言う楽器が時代の要求に合わせて大型化し進化してきた意味も分かるような気がします。
ぴかぴか(新しい)
第3部はアテフ・ハリムさんのヴァイオリンとの二重奏で、ピアソラのタンゴの歴史全4楽章を演奏。ハリムさんは1993年から日本で演奏活動を始めている方で、日本語も堪能でした。ギターはヴァイオリンの音量に合わせるため控え目にPAを使用しておりましたが、マイクを通した割には音色も良く音量バランスも良好でした。ただ、この日のハリムさんの演奏は音程が最後まで不安定で本調子では無かったように思います。宮下さんのギターが素晴らしかっただけに惜しい感じがしました。万全な調子の時に改めて聴いてみたいと思いました。
ぴかぴか(新しい)
アンコール1曲目はヴァイオリンとのデュオでピアソラの小品を1曲演奏、アンコール2曲目はギターソロで宮下さん十八番のディアンスのタンゴアンスカイを軽快に演奏して締めくくられました。会場は本当に満席の盛況で、ギターでもこんなにたくさんのお客さんが集まるんだと安心したり、宮下さんの人気の高さを感じました。お客さんはギターの素晴らしさを堪能したと思います。宮下さん、素晴らしい演奏をありがとうございました!

ぴかぴか(新しい)
コンサート終了後は、ギター仲間数名で会場近くのビアホール「銀座ライオン」で主役不在で勝手に打ち上げ(笑)。北海道からこのコンサートを聴くためだけに日帰りで来たSさんや、すっかりギターから足を洗ったと思われた(笑)Kさんにも久しぶりに会い、ギター談義に花が咲きました。皆さんお疲れ様でした。また集まりましょう。
ぴかぴか(新しい)
3 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する