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2018年02月20日12:29

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北朝鮮問題のキーパーソン王岐山と対抗勢力

王岐山氏後ろ盾の海航集団が経営難 習近平指導部のアキレス腱に
2018.2.19 21:16

 【上海=河崎真澄】中国の海南航空を傘下に持つ海航集団が、米ホテルチェーン買収など大がかりな投資で負債が膨張し、経営難に陥っている。同社の“後ろ盾”には、習近平国家主席の腹心である王岐山・前共産党中央規律検査委員会書記の名が取り沙汰されてきた。反腐敗をテコに権力闘争を繰り広げた習指導部への対抗勢力にとり、格好の攻撃材料になりそうだ。

 海航集団は1993年に海南省で設立された海南航空から急成長した複合企業で、米ヒルトンやドイツ銀行など欧米企業の株式を相次ぎ取得した。だが、買収資金の大半は銀行などからの借り入れで、昨年6月末の段階で負債総額は7179億元(約12兆円)に達している。

 一方、昨年12月にニュージーランド当局が、「海航集団の株主に関する情報が不透明だ」として、同国の金融会社買収を認めなかった。また、米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は今月、投機的水準だった同社の格付けをさらに引き下げた。

 こうした中で同社は、香港の旧啓徳空港跡地の用地売却や、ドイツ銀行株の一部放出などで、負債返済資金の確保に走っている。

 王氏との関係は、米国亡命を申請している中国人実業家の郭文貴氏が昨年、王氏の一族が同社の大株主になっていると告発して注目された。王氏は同社の経営陣とも親しいとされる。

 王氏は昨年10月の共産党大会を機に最高指導部からは退いたが、3月に開かれる全国人民代表大会(全人代=国会)で要職に返り咲くとの観測がある。「習指導部が王氏の政治力をどこまで維持するかが海航集団の経営の命運を握る」(上海の証券アナリスト)という。

 その一方、広東省の週刊紙「南方週末」で今月、掲載予定だった同社の経営危機を伝える記事が発行直前に差し替えられる問題が起き、反発した記者がこの原稿をネットで公開する騒ぎが起きた。「王氏に反発する共産党内の対抗勢力が記事を書かせ、王氏側が差し止めた可能性が高い」(関係筋)との見方もある。

 反腐敗をリードした王氏のスキャンダルが“アキレス腱”になりつつある習指導部にとって、同社の巨額債務問題をいかに処理するかが急務となってきた。
http://www.sankei.com/world/news/180219/wor1802190026-n1.html

中朝国境 うごめく習・トランプ密謀 王岐山氏も参入  編集委員 中沢克二
2018/2/20 6:50

 韓国平昌五輪が佳境の今、一時休戦の様相を呈する朝鮮半島危機。とはいえ水面下での神経戦は激しい。主役は北朝鮮の労働党委員長、金正恩と、米大統領のトランプ(71)とはいえ、“舞台回し役”として裏で名乗りを上げるのが中国国家主席の習近平(シー・ジンピン、64)である。

 今後の朝鮮半島情勢のカギを握るのは、五輪をよそにうごめく中国と米国の関係だ。その複雑さがにじむ聞き捨てならぬ話が耳に入ってきた。

 「習近平は中国と北朝鮮の国境地帯でひそかにトランプと手を結ぼうと動いている」

 「一連の米中の動きが金正恩への強い圧力となり、平昌五輪を舞台にした突然の韓国接近という行動につながった」

 北東アジアの国際情勢に通じる複数の米中、中朝関係者の解説である。極めて興味深い。(中略)

■王岐山氏の復活とブランスタッド氏詣で

 「王岐山は3月に公式の肩書を得て今後、米中関係などに関わる。難題の経済・貿易問題が主としても、対米関係に絡むなら朝鮮半島問題も避けては通れない」

 この共産党関係者の見立ては、北朝鮮問題も王岐山の仕事の範囲にかぶってくる可能性が強い、というものだ。実現するなら様々な米中交渉の構図に関わるだけに面白い。

 17年4月、習近平とトランプが米フロリダで合意した「100日計画」は、中国の対米貿易黒字削減と、北朝鮮の核・ミサイル問題の解決がリンクされた形になっていた。結局、この合意はほごにされたが、米中はなおその両方の課題で激しくやり合っている。

 その兆候は早くも表れた。王岐山が国家副主席などとして正式に復活するのに先立ち、ブランスタッドと非公式に会談したというのだ。

 昨夏も王岐山はトランプ政権の首席戦略官だったバノンとひそかに会った。その頃から党大会後に対米関係の仕切りに登場する方向は固まっていたとみてよい。だが、既にトランプとたもとを分かったバノンは使えない。結局、ブランスタッドに頼らざるをえないのだ。

 「もし、王岐山が対米関係ばかりか(北)朝鮮問題でも裏で仕事をするとなると、期待が大きい一方で、交渉の構図が複雑になりすぎるという問題も出てくる」

 中国内部の外交・安全保障専門家の声である。

 習近平が信用できるのは王岐山だけだ。だからこそ壁に突き当たる米中関係に超ベテランを起用する無理筋の人事が浮上した。朝鮮半島情勢をも左右する「習・王」VS「トランプ・ブランスタッド」の密謀の行方をしばらく注意深く見守る必要がある。(敬称略)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27083840Z10C18A2000000/
北朝鮮を潰したい米国や支那勢力と潰したくない支那勢力、支那の米企業買収を阻止したい勢力と買い進めたい勢力などで混戦状態になっています。

ただ全ての勢力に関わってるのが王岐山だと言う事です。
王岐山が失脚しなければ北朝鮮制裁は確実に継続されます。
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