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2018年02月25日17:03

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「冴返る・鶯」句 & 3/4(日)句会募集

3月の句会は3/4(日) 13:30 事務所集合です。
●兼題は「蜆 しじみ(汁・売り・舟)」と「啓蟄」の二題です。
●3〜7句つくってきてください。● 参加費は千円です。
※参加する方のみ3/3(土)までにメールください。
※参加された方は句会後に自分の俳句を必ずお送りください。
皆様のご参加お待ちしております。
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2/4(日) 13:30〜事務所にて
兼題「冴返る」「鶯」

冴返るセンター試験と君の足取り
冴返る有無を言わさず止まる地下鉄
鶯や竹よりこぼれるハイヒール
鶯の午睡垣間見弥生かな
鶯と目配せをする東証前
冴返る昼間の会話と君とのLINE 永吉

うぐいすや仰ぎ見遣れば山青し
うぐいすや溢るる川は轟轟と
うぐいすや柔き萌木のコート着て
うぐいすや温む陽嬉し薄化粧
うぐいすや急ぐ我が歩も弛ませし
うぐいすの合いの手入れて蟲の歌
ほろ酔いの帰り路独り冴返り
雪夜道踏み往く背ナの冴返る tyama

鴬の鳴けば風向き変わりたる
冴え返る空に飛行機雲一線
冴え返るピクルスの瓶並びたり
冴え返る急な転勤辞令かな 
冴え返るマイナーコードの響きかな
冴え返る不要となりしマグカップ
冴え返る道連れは消えそうな影  里沙

冴返る号砲ひとつ走者行く
冴返る厠の窓にのぞく空
鶯やよく鳴き時を進めてや
鶯や日々鳴き方のうまくなり
終いまで鳴けぬ鶯ほほほほほ
鶯やわれの温もり呼び覚まし
オデットの踊る湖畔や冴え返る
冴返るバセドウ病の家人の眼   橙

赤光やベテルギウスの冴え返る
冴え返る宴一転家路かな
冴え返るコンサート前人の息
冴え返る路面に響く足の音
冴え返る遙か遠くの路線バス
ぬくぬくと布団の中で初音聞く
鶯の声ぼんやりと朝寝坊   f検定 

手でつつむカップの湯気や冴返る
ページ繰る指先白く冴返る  
冴返る夜に切れたる三の弦
冴返る今宵の赤き蝕の月  のりこ 

闇を撃つ灯台の灯や冴返る 
鶯や刻のしじまを縫うごとく 
夜泣きそば列に並びて冴返る 
冴返る母なき居間の空の花器
ねじ緩む如く鶯谷渡り
姿なく鶯仏法遊説す
木星の白き夜空や冴返る  ヨッシー

冴返り身体水晶透ける如
駒離る指の刹那や冴返る
白夜世界ムンクの背中冴返る
鶯や鳴き声こそがアイデンティティ
鶯や首せわしくなく見回せり
鶯よ男はアルチンゲールなり
冴返る学生服の自分見る  サンダル

冴返る自画像展ぶる無言館 
冴返るムンクの叫びてふ絵画
鶯語いまだ喃語の如くなり
冴え返りさへかへりして季整ふ 
カーテンを開けて一会の鶯かな
嬰児のおしゃぶり喃語日脚伸ぶ
初音かな頼朝の海潮光り    霧海
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