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2021年02月10日10:30

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月刊きょうされんTOMO 

トモトピ  2020年11月号

精神科病院の長期入院/男性が国を初の提訴
以前、「ETV特集 長すぎた入院」や「ハートネットTV 60歳からの青春〜精神科病院を経て」に出演された伊藤時男さんを覚えていますか。9月30日、国が精神障害者に対する隔離収容政策を改めなかったことで、地域で暮らす機会を奪われ、約40年の長期入院を強いられたとして、伊藤さんは国に3300万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴しました。
現在69歳になる伊藤さんは、東京都内のレストランで働いていた16歳の時に統合失調症を発症、都内の病院に入院して以降、人生の大半を各地の精神科病院で過ごします。中でも入院が長かったのは福島県内の病院で、1973年から2011年まで38年に及びました。
転機となったのは東日本大震災。入院していた福島県内の病院が閉鎖され、茨木県内の病院に転院します。そこで主治医や知人の後押しもあり、2年間のグループホームでの生活を経て、今はアパートで暮らしています。
「約40年入院して、退院をあきらめる患者を見続けてきた。たまらなくて、つらくて。そういう人をなくすために立ち上がった」(2020年10月1日、毎日新聞)
提訴当日に行われた記者会見で、伊藤さんはそう思いを語りました。
弁護士によれば、精神科病院の長期入院について国の責任を問う訴訟は日本で初めてとのこと。今後の裁判の行方に注目するとともに、きょうされん40周年記念映画「夜明け前」でも問題提起した、精神保健福祉施策の課題の議論が進展することが期待されます。

ラブレター
福島県にこんな病院があったとは・・。言葉にならない。
皮肉にもこの男性は・・・、あの大震災によって自由の身になったんですね。
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