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仕事中の出来事。
とある家の前をウロウロする少年を見かけた。何か悪さでもするのかと少し観察していたら手に何が入っているのか、小さめの袋を持っていた。
さて何をするつもりなのかと少し近寄ってみる。
すると少年はそのインターホンを押した。
家人が出てくるまでの間、落ち着かないのだろう。
彼の挙動は一層激しくなり
道路と歩道を行ったり来たりしていた。
やがてドアが開かれる。中から出て来たのは彼と同年代の少女だった。
彼は二言三言会話を交わすと手に持っていた袋を少女に渡し
やおらダッシュでその場から離れていってしまった。
照れ臭そうな、それでいて満足そうな表情が見てとれた。
そうだ、ホワイトデーのお返しをするため、わざわざ訪ねていったのだな。
自分が恥ずかしい。悪さするのかとばかり思って疑いの眼差しを向けてしまったことを。


ちなみに↑は小生がホワイトデーに頂いたお菓子。なぜだぜ？