高福祉国家が「幸せ」という欺瞞

■貧乏人が言う「幸せ」は負け惜しみ？　女性の投稿に賛否両論の声
(しらべぇ - 01月20日 07:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=4950952

https://www.asahi.com/articles/ASKDP3T3DKDPUHBI00W.html

「ペットボトルの水が約５００円でも幸せの国」とタイトルが打たれた朝日新聞の記事であるが、デンマークの事である。

反日朝日らしい記事であるが、日本をディスりたいが故に高福祉国家を出してくるのはいいが、どうして高税率である事を書かないのか？

欧州は高福祉国家が多いが、当然ながら日本よりも高税率である。代表として常に挙げられる北欧などは稼ぎの半分、どころか７割以上が税金等で消える。

勿論デンマークも同様、最初から給料の半分以上は天引きされている。その上で消費税は２０％以上だ。それくらいやらないと死ぬまで国が面倒を見る、なんて出来ないのだ。ところが日本の野党は票集めのために、政治に疎い人や、知識がない人などに理想論を語り、騙している。

１度北欧諸国を見て回ればわかるが、日本人なら退屈で死んでしまうだろう（笑）。

雄大な自然とフィヨルドの美しさ・・・確かに観光は素晴らしいものがある。だが自然なんて人工物で遊ぶ事が日常になっている日本人にはすぐ飽きてしまう。パチンコもなければゲームセンターもない。ショッピングするにも車で１時間以内にあるかどうか。メイド喫茶も無ければ漫画喫茶もない。夜になれば店の殆どは閉じて買い物も出来ない。自販機もない。物価はホテルに一人で１泊するのに２万円から、だ。カローラ１台購入するのに１０００万円掛かる。

よく「幸福度ランキング」と言うのはあるが、この幸福度というやつは先進国は総じて低い。概念上の事であり相対的に判断はできないからだ。

日本人で「貴方は幸せですか？」と聞かれて迷わず「はい」と言える人は何人いるだろうか？１０人中１人か２人、多くても３人程度だと思う。

それは日本に生まれただけで世界的に見れば相当に幸せなのだと言うことに当人は気が付かないからである。

町中を夜中に歩いていても刺されて翌朝死体で見つかる心配をする人はいないだろう？世界にはそんな街は沢山ある。

文句があれば役所で不平を叫び、報道は総理大臣さえ名指しでボロクソに書き殴っても逮捕される事もない。

日本では殺人を犯しても現場の警官に有無を言わさず射殺されることもない。（多くの死刑廃止国では射殺は普通）

生きる事に何の不安も持たないから、反面どうでも良いことでも思い通りにならないだけで不幸だと感じるのだ。

世界には「マンホールチルドレン」と呼ばれる下水道などで暮らす少年が数百万人いると言われている。日本には１人もいない。

ホームレスはいるが物乞いは殆どいない。これは世界の人が驚く事。日本ではホームレス＝物乞いではないのだ。ホームレスを脱しようと思えば何時でも脱する事は可能。それすら煩わしい、あるいは好きでやっている人もいるのが実情だ。こんな国は他では聞いた事もない。

よく左翼メディアなどは「高福祉国家は老後の心配もせずに幸せ」と言う事を平気で書くが、それは正しくない。老後の心配が無くとも現在の娯楽が無ければ何が幸せなのか？米国などは福祉費は基本自己責任。ただし税金は安いので心配な人は貯蓄を、と言う考えだ。だが米国は日本よりも遥かに消費大国。年収１０００万あっても貯蓄０と言う人は少なくない。日本人なら将来を考えたら怖くて死にたくなるだろう。（米国では社長でさえ明日ポストがある保証はない）だが米国人は日本人よりも幸せだと感じている。明日なんて生きてるかもわからないのに何十年も先の心配をしても仕方無い、現在を楽しもう、と言う考えなのだ。

日本だって米国式に開き直ってしまえば幸福を感じられる人は飛躍的に増えるはずだ。元々相対的に不幸ではないのだから。そう思っているだけなのだ。
以前ゲストハウスに住んで20カ国以上の人と交流したが皆「日本人って悲観的過ぎるよね、こんなに素晴らしい国に住んでいるのに」と言う声を何度も聞いた。
多分日本人よりもアフリカの原住民の方が幸せだと感じていると思う。