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2018年01月25日23:14

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レンタルスペシャル

 久々にゲオのレンタルを使ってみたのだが、いつの間にかセルフレジを導入していて、店員との掛け合いもなくスムーズにレンタルできることに感動する。これでいて旧作80円だったり貸しマンガを先に始めたりで、大分ツタヤに猛追してたんだなあとしみじみ。

 あと最近気づいたのだが、家で映画を観る際何も気にせずお茶の間で見るとき、部屋の電気を消すと画面が見やすくなる(SE:トリビアの泉)。「お前今までさんざん映画観てたじゃんかよ」と突っ込まれそうだが、家だと全然気にしてなかったうえ、最近の映画って暗いシーン多いから周りが明るいと見にくいんだよね。

 そんなこんなで、今回はレンタルした映画3本のさっくり感想をば。


●スター・ウォーズ ローグ・ワン

 SWのスピンオフ。EP4の直前の話……だがEP4うろ覚え。テーマは「一般兵の知られざる戦い」という事で、圧倒的な力を持つ帝国軍を前に、いかに反乱軍が戦ってきたかの一篇が語られる。ルークやハン・ソロといったスターキャラは不在で(一部キャラがちょっと顔出す程度)、全体的にキャラもシナリオも地味なんだけど、最終局面に向けての盛り上げ方がハンパなく、当時「EP7より面白い」とか言われたり。

 で、面白かったんだけど個人的には「全体的に展開が地味」「キャラの名前がややこしくて頭に入らない(アナキンやダース●●など馴染みのあるワードだって元々ややこしいし)」などでなかなか集中できず、半分流れで見るような感じになってしまった。ナンバリングタイトルがメリハリのある展開、個性的なキャラクターによる群像劇なのと比較して、話が軌道に乗るまでちょっとしんどかった。細かい所はさておき、ドラマティックで山あり谷ありのEP7~8がキラキラして見えるというか。

 戦闘シーンは盛りだくさんだし、限りなくジェダイに近いカンフー坊さんとか、アイアンジャイアントみたいなドルイドとか良いキャラもいるので、ちょっと変わったSWが観たいというファンは(とっくに観てるだろうけど)オススメ。


●ハードコア

 ちょっとSF要素の入ったアクション映画。「ゲームの主人公になれる」といったキャッチコピーのとおり、どういう内容かというと全編主人公視点で進むというもの。ゲームで例えるならFPS視点でずっと進むという変わり種な作品。ちなみに全編ほぼノンストップのアクション映画なのでカメラブレブレの酔いの酔いで、公開当時はそこそこのリタイア観客を出したそうな。あとそこそこゴア表現も多いので注意。

 で、その耐性があるという人にとっては、シンプルかつ骨太なアクション映画として楽しめること間違いなし。話も「彼女が悪の超能力者にさらわれた! きみはサイボーグ戦士として戦え!」という8ビット時代のゲームみたいだし、並みいる敵を撃退しながら武器を現地調達するのもそれっぽい。これだけだと飽きがきそうなシナリオだが、道中をサポートする謎の男・ジミーがまた良い味出してる。ある時は警察官、ある時は浮浪者、ある時は軍人、ある時はSMクラブのヤベー客、そしてその正体は……もう一つのドラマも必見だ。

 FPS視点でゲームみたいな映画ならゲームやれよ、って気もするが、やっぱり実写だと迫力あるシーンが多いのも事実で、パルクールよろしく生身で廃墟を次々飛び上がったり、刀一つで戦車に立ち向かったり、疾走するバイクに乗ってガトリングガンぶっぱなすシーンとか、文字面だけでもアドレナリンの溢れるシーンも目白押しなので、何も考えずに暴れまわる映画が観たい、という方に超オススメ。


●バーフバリ 伝説誕生

 最近Twitterで話題のインド版ロード・オブ・ザ・リング。「兵士6人が手繋ぎでヤシの木に乗って、ロープを切った大ジャンプで敵城にダイビングアタック」という映像が鮮烈過ぎてレンタルしたが、実はそのシーン続編のものでした。でも前編も超面白いので結果オーライな作品。

 ストーリーはやっぱりシンプルで、敵国に追いやられた国の王子が辺境の地で育ち、運命に導かれるままに王国奪還へ乗り出すというもの。悪の王国に鉄槌を下すもの、その英雄こそ「バーフバリ」なのだ!(民衆からしょっちゅうコールが上がる)

 とにかく全編勢いとノリで作ってる感があって、カッコいい音楽とおっさんの雄たけび、必要最低限の会話と切れのある一言、ヒロインとのラブロマンスは音楽と美しい背景で「考えるんじゃない、感じるんだ」。戦闘シーンも中世の剣とか弓の肉弾戦なんだけど、「300」のスパルタ兵かってぐらいムチャクチャ暴れまわって、何が何だかとにかくすごいぞ(鉄人兵団並感)……って感じ。面白い分視聴に使うエネルギーもハンパない。

 難点を挙げるなら、終盤に入る回想シーンが異様に長さか。「かつてこの国には二人の王子がいた……」からフーンって見てたら、そのまま合戦が始まり、どうなるんだと思ったら急に現在のシーンに戻って「パート2につづく!(ドーン!)」で終わるから、力業にも程がある。しかし2の国内ソフト化はまだ、ええい生殺しじゃないか!

 が、そんな細かい事も全編の熱気を思い出せば霞むレベル。かつてのインド映画といえばとにかく集団で歌って踊る、というイメージがあったが、その人員や製作予算を全部ファンタジーにぶち込んだ一大大作に違いないので、とにかくスゲーのを観たいって人にはオススメ。
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