いずれ娘を日本に帰国させる、という事を決めてから、
中国語だけでいいのかな?と考えていた。
もちろん、第一の目標は日本語と中国語のバイリンガルだが、
それは、あくまでくいっぱぐれないように、という能力。
それに加えて、人生を豊かにしてくれる何か…と考えて、二胡を体験させてみることに。
日本に帰って、きっと友達づくりや文化交流に役立つはず!と母は期待して。。。
子供用の二胡は500元、半年20回の1対1のレッスン5000元。
まずは半年続くか様子をみることに。
先生は若くてきれいな20代のお姉さん。
初回体験レッスン45分。
娘、感動。
感触よし。
トイレ休憩で、”ママ!私、習いたい!!”と目をキラキラさせて頼む。
先生が聞かせてくれたのは、”赛马“, ”小星星“, そして何曲か。。。。
全然怖くないかわいい先生と、その下っ腹に響くような音、それが彼女をくぎ付けに。
”じゃあ、やってみる?でも、練習を続けないと上手にならないよ。ほんとにやるの?”と
何度も聞く。それから1週間、本当にやりたいのかどうか様子をみる。
ローラースケートがほしい!と同じような感覚で”二胡がほしい!”と言っているようでも
あるが、旦那と相談したのち、1週間後に習う事を決める。
中国のおじいちゃんもおばあちゃんも大喜びで、蘇州の二胡に出資してくれた。
学校が勧めてくれた二胡は150元の普通の木の物と500元の紅木の物。そんなに安いの?
と驚いたが、ここは500元のものを選び、初回に先生が調弦をしてくれる。
届いてから、木材やニスや細工からそこまで上等な印象はないが、
蘇州の长尧二胡というものらしい。ま、今の娘にはこれくらいで十分。
二胡は2本の弦に馬の毛の弓を挟んで弾く楽器で、
木製の箱の前にニシキヘビの皮が張られた楽器。※ワシントン条約の輸入禁止の材料
意外と簡単に子供でもしっかりとした音が出せる。そこまでの騒音でもない。
そして、楽譜はドレミが番号になった中国式のもの。
ドレミファソラシド:12345671という感じ。
日本のネットでも二胡用の楽譜はこのスタイルで書かれていてダウンロードできたりす
るようだ。
1回目のレッスンでは、箱へのしまい方、松やにの使い方、内側の弦、外側の弦、右手、
左手の使い方、まずはそんな簡単なところから教えられて、45分が休憩も挟まずにあっと
いう間にすぎる。
私 ”疲れた?”
娘 ”全然!”
よし、よし。
どうか弾く楽しみが分かるところまで続きますように。
どうか、この前向きな気持ちが続きますように。
春節前にもう一回のレッスンがある。
春節にケースを背中にしょって、南京に持って帰るそうだ。
あ〜、3年後、蘇州夜曲やらMoonRiverやら弾けるようになったら感動だな〜
無理?!期待しすぎ?
石の上にも三年。
こちらも励まして、3年続けてお月謝お支払いしているといいのだが。
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