先日、こんな作品に出会いました。
原作:太宰治さん 作画:伊藤潤二さんの作品『人間失格』(小学館)
この作品なのですが、
文豪 太宰治さん の『人間失格』を
ホラー漫画の鬼才 伊藤潤二さんが
独自の視点で描いた作品になっています。
いきなり冒頭から太宰治さんの
自殺未遂の場面から始まり、
そして『人間失格』の本編に入るのですが、
この入り方だけでもかなり衝撃を受けました。
内容も伊藤潤二さんらしく
オドロオドロしい感じで描かれていて、
原作の『人間失格』を読んだ人でも
また違った感覚で読めると思います。
ただ・・・これは個人的な感想なのですけど、
この『人間失格』に関しては
伊藤潤二さんの絵にしては
ちょっと描き込みに物足りなさを感じています・・・
これは伊藤潤二さんの原作ではないから
『人間失格』の世界観を
あまり壊さないように配慮しているのかも・・・
と思ってしまうほど、
いつものような絵に迫力がないのがちょっと残念です・・・
・・・とはいえ、
かなり引き込まれる作品であることには違いないので
最後まで読み続けようと思っています。
ログインしてコメントを確認・投稿する