12月26日、火曜日。
朝に起きたけれど首が痛くて痛くて。【ジャン＝ピエール・メルヴィル監督 特集上映】の『仁義』は取り敢えずスルーすることにした。様子を見る。『仁義』はDVDを所有しているから、まあ…… スクリーンで観たかったけれど。
といった中、幾つか思いついたことを実現できるかどうか各所にアプローチしてみた。好感触。最終的にどうなるかはわからないけれども。
それとは別件で、昼過ぎに新年会1件が確定。更にその後、忘年会1件が急遽増えた。
肩を回し続けていたら、かなり楽になってきた。
そのため、同特集で 『海の沈黙』＆『ある道化師の24時間』（短編、日本劇場初公開）と『モラン神父』（日本劇場初公開、DVDリリース済）を観ようと、10分前には劇場に到着するように時間調整をして外出。
が、途中、地下鉄が人身事故により長時間に渡ってSTOP…… 2日連続で人身事故……
最初の2本立（長編＆短編）は諦めざるを得なかった。そして、「間もなく運行再開の予定です」というアナウンスをウン十回と耳にして、「これで『モラン神父』もダメだったら悲惨だし、時間も持て余す」と考えて、新世界へ。東映、国際の2劇場に用事があったので前倒し。
用事を済ませてからシネ・ヌーヴォへ。あーあ、メルヴィル特集、制覇できなかった。でもまあ、仕方がない。
●『月夜釜合戦』
大阪は西成区・釜ヶ崎を中心に16�丱侫�ルムで撮影された劇映画。作中に登場する場所、ほとんど全て「あぁ、あそこだ」とわかる。なかなかに面白かった。うん、面白かったですよ。洗練されきっていない魅力。ややドタバタ調の作劇の中に志を見た。
あと、エキストラやチョイ役で知人がバシバシと登場。「わー。じーちゃん、警察に捕まってるやーん」としてゲラゲラと笑ってしまった。
この作品は今回が特別先行公開となる。本公開の際は応援したい。
『月夜釜合戦』の批評新聞第1号なるものが200円で販売されていた。大判で読みごたえがありそうなので購入。監督の佐藤零郎（さとうれお）さんがロビーにいらっしゃったのでサインをしていただいた。
新世界国際劇場に移動。
●『西遊記２〜妖怪の逆襲〜』
チャウ・シンチーが監督・脚本・製作を兼ねた『西遊記〜はじまりのはじまり〜』の続編だが、シンチー兄さんは製作・脚本に専念し、監督はベテランのツイ・ハークにバトン・タッチ。頭を空っぽにして楽しんだ。前作の方が好きだけれど・
●『地獄愛』
カルト作『変態村』で名を馳せたベルギーのファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督最新作。『変態村』はテアトル梅田で観た。超満員であったことを覚えている。かなり狂った作品だったが、わりあいに好きだ。
本作は、実在した結婚詐欺＆殺人しまくりカップルのレイ＆マーサをモデルにしている。前週に上映された『ハネムーン・キラーズ』も同じくである。
うーん…… 好きな人は相当にハマるであろう。けれど、僕はダメだった。残念。
●『エイリアン：コヴェナント』
これも好きな人は好きなのであろう。けれど、いまいちピンと来なかったなあ。撮影、美術をはじめ画作りは素晴らしいし、見せ場ではグイグイと引っ張ってくれる。けれど、ストーリーが…… 「本家が亜流めいたことしてどうすんだ？」と。ビジュアル面では大健闘しているのだけれど、これだけ意外性に乏しいスジだと、ねえ…… 飽きずに観ることは出来たけれど。1作目が如何に傑作であったことの証左でもあるとはいえ、少々残念。
帰宅。
もう年末だ。主婦友さんが御節料理を御裾分けして下さるそうだけれど、少しは自分でも買ったり作ったりしよう。栗きんとん（貧乏なのでサツマイモ混ぜ込みます）、黒豆、紅白ナマスは自分でなんとか。あと、カズノコの塩抜きをしなくっちゃ。
以上でっす♪
＜左添付画像使用許諾：(C)2017『月夜釜合戦』製作委員会＞
＜中添付画像使用許諾：(C)Panique / Radar Films / Savage Film / Versus Production / One Eyed - 2014＞
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