mixiユーザー(id:430289)

2017年12月24日04:26

483 view

【映画日記】『泥の河』、『オン・ザ・ミルキー・ロード』〜1日早いクリスマス・プレゼント♪〜

 12月23日、土曜日。

 まだ服薬している薬の調節が試行錯誤段階であるので、昼過ぎまで動けず。よって、映画鑑賞は諦めた。夜は忘年会が一つ入っているし。それに、クリスマス・イブを控えた土曜日となると、人出も凄まじかろうて。おまけに金欠真っ最中である。明日、神戸で『十年』と『エンドレス・ポエトリー』を観る予定なので、その分はキープしておかねば。あと、前売券を持っている『全員死刑』も早く観に行かないと上映が終了してしまう。

 といった中、朝、近所の主婦友さんから「今年、おせち、要る?」と。「わーい♪ ありがとうございますー」と答えた。「アータ、今年、頑張ったみたいやからご褒美よん♪ 去年は寝たきりやったから、よぉ声かけへんかったわ。大晦日に持っていくわん♪」と。ありがたいことである。

 話を変えてTOHOシネマズフリーパス。この発行に黄色信号が灯っている。ヤバい。27、28、30、31日の間に7〜8本観なければ。これはフイにしてしまうのは勿体ない。
 

 さて、ここで一度、遡って12月22日(金)、金曜日。

 平日に京都に行くのは珍しい。というのも、ディスカウントの電車のチケットが、平日券がと土・日・祝日券だと、往復で80円ほども後者の方が安いのだよ。でも平日に行った。京都文化博物館で上映される『泥の河』を、どうしても観たくて。
 
 明け方、「TOHOシネマズ二条で『鋼の錬金術師』と『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイド with レジェンドライダー』も観よう」と思ったけれど、6時にに眠剤を服用した上で30分で起きられるわけがないので断念した。

 それでも10時に起きたのだから、ちょっと気張ったものである。

(京都文化博物館 3F フィルムシアター)
●『泥の河』

 やっと! やっとスクリーンで観ることが出来た。感無量である。米アカデミー賞(R)の外国語映画賞にノミネートされた名作である。DVD付きの書籍を持っているのだけれど、撮影が素晴らしく、スクリーンで観られて本当に良かった。この作品については、もっともっと噛みしめたい。

 途中から涙が止まらなくなってしまって。子役も良いが、田村高廣、藤田弓子、殿山泰司、芦屋雁之介らの助演振りもお見事。ホント、素晴らしい作品だった。

 詳しく書きたいが、そうすると長くなる上、重くなる。なので、取りあえずは「素晴らしかった」、「スクリーンで観られて良かった」と書いておくに留める。


 ここからは、少し京都文化博物館での展示を鑑賞。


(京都文化博物館 2階 総合展示室)

●『祇園祭-伯牙山(はくがやま)の名宝-』
●『木島櫻谷(このしま おうこく)の世界

 
 僕は中学生の頃から映画が好きで、高校生の頃には相当にのめり込むようになっていたのだけれど、ずっと<映画だけじゃあいけないよ>と考えている。

 だって、野球のルールを知らずに野球映画を観るよりも、野球のルールを知っていて野球映画を観た方が楽しめるに決まっているもの。無論、スポーツに限らず、人物、出来事等、なんにでも通じることなのだけれど。でも、映画が入口になることもあるやね。例えば、映画を通じてモーツァルトに興味を抱いたり、ね。逆にモーツァルトが好きだから、その関連作品を観に行くというのもアリ。といった中、<映画、映画、映画、映画、映画、映画。とにかく映画!!>とだけはなるまい、と。映画を窓にしようと。だから、もっともっと色々なことを知りたくて。とはいえ、無精の上、頭、良くないんで、サクサクとはいかないのだけれど。それでも、とにかく<映画だけ>にはなるまい、と。

 祇園祭も木島櫻谷も、多少は知っているけれども、ほんの少し齧った程度だから興味深く観た。特に後者は、動物画で有名だけれど、風景画も凄いんですね。横長の屏風に描かれた富士山景の見事さには圧倒された。梟(ふくろう)をパーツ別に描いた絵も凄かった。写実主義の極みであった。

 次回は『ターナー 風景の詩(うた)』と題した、英国画家:ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの展覧会。これは足を運びたいなあ。ターナーの伝記映画もありますね。マイク・リー監督の『ターナー、光に愛を求めて』。カンヌ国際映画祭でティモシー・スポールが男優賞を受賞した作品。これ、観逃しているんだわ。絵を観てからDVD観ようかな、っとぉ♪

 この後、MOVIX京都で新作映画チラシを収集してから河原町のブックオフへ。


(映画パンフレット)
・『キャタピラー』(書籍型)
・『SING/シング』

(DVD)
・『Breath Less ブレス・レス』(←公開時に第七藝術劇場で鑑賞済)

 を発見。各108円。安い。捕獲。


 その足で京都シネマへ。ここでも新作映画チラシを収集。

 2月に伊勢真一監督のドキュメンタリー映画『奈緒ちゃん』(1週間)と『やさしくなあに』(3週間)の上映が確定しているので担当さんに挨拶を差し上げた。1月からの宣伝作戦会議から参加するのだが、大阪から、もう御一方が御協力下さるのが嬉しい。京都シネマさんの支配人は現役時に何度も試写室で御一緒したし、『実録・連合赤軍 あさま山荘の道程(みち)』の京都大学西部講堂における特別先行上映会の際は、スクリーン設営等、色々と関わったんです、僕。書籍型パンフレットに原稿も寄せているんですよ、僕。あの時は定員200人オーバーという大盛況であった。ああ、懐かしい。上映中は、事務所で僕、締切が迫っていた原稿を書いていて、トークショーは、その模様をノートに書き止めて取材して、イベント終了後は若松孝二監督を囲んで呑んだものだ。ああ、ホント、懐かしい。


 さて、映画鑑賞。

(京都シネマ)
●『オン・ザ・ミルキー・ロード』

 ユーゴスラビア/サラエヴォが生んだ世界的巨匠エミール・クストリッツァ監督の最新作。劇映画としては2007年の『ウェディング・ベルを鳴らせ!』(←好き!!)以来、約10年振りとなる。

 余談だけれど、今月に関西でも上映された『アンダーグラウンド』完全版(5時間超!)を観逃したことがつくづく悔やまれる……

 さて、本作について。

 【舞台は隣国と戦争状態にある架空の国。村の人気者であるミレナ(スロボダ・ミチャロヴィッチ)はミルク売りで生計を立てている美女。男たちは彼女に夢中で、ミレナ目当てにミルクを注文する。そのミルクを配達するために雇われているのがハヤブサを相棒にしている変わり者のコスタ(エミール・クストリッツァ)。彼は、兵士にミルクを届けるために、連日、ロバに乗って銃弾飛び交う前線へと向かう。そんなコスタに想いを寄せるミレナは、兄のジャガ(プレドラグ・マノイロヴィッチ)が戦場から帰って来た際、兄と同時に結婚式を挙げよう考えていた。そんなある日、ミレナが兄の花嫁にと、難民キャンプで見つけてきた絶世の美女(モニカ・ベルッチ)が村にやってくる。しかし、この時、彼女とコスタが一目で恋に落ちてしまうのだった】というスジなのだけれど、こう書いてしまうと、どうも重苦しいように感じられるなあ。

 全編、ユーモアに満ちていて、相変わらず音楽も素晴らしい。色々な物を騒々しく猥雑に盛り込んでいるが、これを散らかさずに、しっかりとまとめあげているあたりはクストリッツァの真骨頂。奇妙奇天烈な展開から、徐々にシリアスに傾斜していくストーリーテリングの妙。<画の力>を存分に見せつけたラストシーンも素晴らしい。

 クストリッツァのベストではないけれども、相当に好きではある。


 あー、『泥の河』と『オン・ザ・ミルキー・ロード』で満腹だぞお。予定では、大阪では2週間で早々に打ち切られてしまったドキュメンタリー映画『リュミエール!』(日本語ナレーション版)も観るつもりでいたけれど、「今日は、この2作品をじっくりと噛みしめたい」として鑑賞をとりやめた。そういうこともあるんです。仕事だったら、そんなこと言っていられないけれども。

 帰宅。

 連絡、片付け等を済ませてから食事を摂って爆睡。


 さて、ここから、12月23日、土曜日の夕刻以降の日記と参ろう。

 17時半、外出。

 新世界東映へ。1月2日からシネ・ヌーヴォで開催される『大映女優祭』のポスターがドドーンと貼られているのだけれど、上映日や上映劇場の記載が無いので、ヌーヴォさんにPOPを作成していただいた。それをお届けしたのである。

 S支配人がいらっしゃって、例の如く支配人室に引きずり込まれた(笑) 丁度、次のラインナップ(1月26日〜)のチラシが出来上がったらしいが、日程を間違えたらしく、再コピーの真っ最中であるという。「今、MASAさんのも刷ってるから、待って」と。早速、ラインナップを見せていただいた。 

 先月、「『男たちの大和/YAMATO』? ああ、アレは、ウチもちょっと新しめのもやってみよかなと思いまして。そんなん、『相棒』なんかやってもウチでは入るわけないしねえー」と仰っていたが、『相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』、ラインナップに入ってるやん!!!!(大笑)

 個人的には『夜の歌謡シリーズ 伊勢佐木町ブルース』に「珍しいなあ〜」と食指をそそられた。『日本暗殺秘録』も上映するのか。こちらのラインナップ紹介は近日中に別枠で行いますー。乞う、御期待!!

 次いで、新世界国際劇場へ。【祝!生誕80年『花筐/HANAGATAMI』公開記念 大林宣彦映画祭@シネ・ヌーヴォ】のチラシ、80部をドンとお渡しした。今後、同劇場にある<他館上映作品チラシラック>に関しては「MASA君の役に立つなら、ずっと使ってくれてイイよ」と仰っていただけた。よっしゃあ!! 応援し続けてきた下町映画館の神さんが微笑みかけてくれているーーー!! 「年内に、ちょっと呑もうよ」というお誘いも。嬉しいな、っと。

 さて、忘年会。<超人MASA−Nファンクラブ@釜ヶ崎本部←支部あらへん^^;>の忘年会である。必然的にカラオケ居酒屋での忘年会となる。<予約して鍋>とかではない。<いつもとおんなじ>とも言う。忘年会らしさ、ゼロ……(^^;)(←尚、先日、映画鑑賞のために参加を断念した某映画館の忘年会。<ちゃんとしたお店でのフグ料理コース>であったらしい。そっちに行ったら良かった……‐‐;←ゲンキンやなあ……)

 で、我がファンクラブの構成員の男性勢が、嫁さんやらおねえちゃん従業員と組んでデュエット大会になるのはええわいな。『居酒屋』とか『銀座の恋の物語』とか。でも、僕は楽曲を指定された上、その楽曲が『愛するってこわい』@じゅん&ネネって、どないやねーーーーーんっ!!!!! 相方はママ(←推定70代瀬戸際ノルマンディー作戦決行中^^;)で、一応、僕はじゅんパートだったけれど、どーなん、どーなんっ!!


こんなんです→https://www.youtube.com/watch?v=gcWmJWIUKlo


 そして、その後のリクエストが内田あかりの『浮世絵の街』…… 僕、『公職一大事』…… あ、ちゃうわ。えーっと…… 『好色一代女』の方が好きなんですけど…… まあ、リクエストにはお答えしよう。


こんなんです→https://www.youtube.com/watch?v=rwexzypPp50(←振り付け完コピ^^;)


 となったところで、男路線に引き戻すべき、城みちるの『イルカに乗った少年』を「♪やーあってぇーくううるぅーーん♪(チャーンっ!)」とばかりにノリノリで歌い、そこから時空を飛び越えてKinKi Kidsの『硝子の少年』を一人で歌い、更にポルノグラフィティの『サウダージ』と頑張り、ダメ押しでMr.Childrenの『Tomorrow never knows』と畳みかけたら、「知らん歌ばっかり歌うな!!!」と猛烈なダメ出しを喰らったので、朝丘雪路の『雨がやんだら』を歌ったら、「それでエエねや♪」と言われた。これでも、ちょい古めでいったつもりやったのになあ……

 「締めに、こう、皆で一曲ずつ、勇気出るやつ歌おうや、景気付けに♪」と一人のおっちゃんが言いだし、皆がそれに乗ったのだけれど、岡千秋で勇気も景気付けもあったもんやない、思う……(‐‐;) 

 で、僕。「んー、じゃあ、ここはイエモンの『SPARK』やろ」として入力したら、イントロが流れた瞬間に「だーかーらぁー!! わけのわからん歌、歌うなー、ゆーとるねんっ!!」として切られたので、「もうなんでもエエわ」となり、生まれて初めて、『宇宙戦艦ヤマト』、歌う。すると、「おー! これはカッチョええなあー」と。で、2番で「天地真理調でー」とし、やってみたところ、「うわ! 似てる!!」と言われた。その横で、「バケモンかお前は!?(笑)」とも言われた。もう、ホント、どうでもいい。楽しけりゃ、いい。ただ、V系、もっと歌いたかった……

 22時解散。

 ブックオフに行く。ここしばらく、セコセコと本の整理を進めていたら、重複購入していたものが8冊ばかり出てきた。古書店らしい古書店に持ち込むほどの稀少本ではない。なので、ブックオフ。「1冊20円として160円ぐらいかなー」と思っていたら、630円になった。大阪⇔神戸の往復の電車賃に化けた♪

 と、なにやらキャンペーンをやっているらしく、100円金券をいただけた。更に、「クジを2枚引いて下さい」として箱が差し出された。

 1枚目。

 <当たり>とあった。

 従業員さんが、「おー! おめでとうございまーす。ま、もう1枚どうぞ」と。

 2枚目。

 <当たり>とあった。

 従業員さんが、「うおっ!!」と。

 「え?」と問うたら、「いや、これ、ほとんどがはずれなんです。当たり、あんまり入ってないんです。さっき、12回連続で引かれた方、全部はずれだったんですよ」と。

 「なにかいただけるの?」と尋ねたところ、500円の図書カード1枚であるとか。当たり×2であるから、1,000円分、ゲットっ!!!!

 1日早いクリスマス・プレゼントであるな♪

 さて、ポイントと100円金券を早速使おう。

(映画パンフレット)
・『街の灯』(チャールズ・チャップリンのやつ、ね。1973年再公開版)
・『シュウシュウの季節』

(書籍)
・『するめ映画館』(文藝春秋:刊、吉本由美対談集)

 
 その後、なんばパークスシネマ、TOHOシネマズなんば、梅田ブルク7にて新作映画チラシを収集。この土曜日に封切になった『未成年だけどコドモじゃない』と『リベンジgirl』は、どちらも大不振のスタートらしい。少女コミックの映画化ブームも、もう末期的であるな。それでも4、5年は続いたんじゃないか? 尚、某劇場にて、某作品について「0人の回もありました……」と聞いた。びっくりである。大シネコンで打ち込みゼロって……

 更にその後、別劇場に足を運んだところ、「これ、MASA君が来たら渡しといて、って」とのことで、本を1冊。あ、以前に、「えー? 持ってないー。良かったら貸してー」→「いいですよー」となっていた本だ。ホントに貸して下さるんだ。嬉しいな、っとぉ。

 『実録・不良映画術』(洋泉社:刊、小林勇貴:著)である。

 ゆっくりと読もうっと。まずは『全員死刑』を観なくては。29日の金曜日でシネ・リーブルでの上映が終了してしまうけれど、今日、行けたら良いなあ。神戸・元町から梅田・シネ・リーブルまで1時間で移動できるかなあ。ギリギリだなあ。ま、なるようになるわいな、っと。


 以上であーる。


<左添付画像使用許諾:(C) OGURI.info All rights reserved. >
<中添付画像使用許諾:(C)2016 LOVE AND WAR LLC>

9 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年12月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31