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2017年12月10日13:28

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可能性

■大谷翔平の行き先はエンゼルス!
(THE PAGE - 12月09日 05:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=4895983


……というわけで大谷の移籍先はエンゼルスに決まったワケだが。
とりあえず大谷のメジャー移籍については……まぁ、賛否両論あるのだろうけど個人的には賛成派である。
確かにファイターズにおける大谷の存在感はただのスター選手という域を超えているほどの大きなものだったが、それでもこれ以上、大谷を引き留めても決して良い結果は生まないだろうし、何より大谷にとってマイナスであろうことは想像に難くない。
大谷が日本でやるべきことはもうほとんど残っていないからだ。
もはや学ぶことを放棄した一部のプロ野球解説者が何のかんので理由をつけて「(大谷の)二刀流は失敗だ」と言い放っていたが、もはや誰が見ても成功しているとしか言いようがない。
まぁ、無いわけではないが彼のモチベーションが維持されるほどの目標は日本には残っていまい。細かく言えば投打のタイトルを同時に獲るとか、チームを優勝させるとか、シーズン20勝するとか……挙げようとすればいくらでも出てくるのだけれど、それの達成をイチイチ待っていてはいつまで経っても人は動けない。
行けるときに行く。
それぐらいで充分なのだと個人的には思う。


今回の移籍で本当に感じるのはアメリカのこの懐の深さである。
大谷がファイターズで二刀流をはじめたとき、多くのプロ野球ファンは否定的だったように思う。かくいう自分もそうだった。出来るわけがない、と思っていた。
しかし、いざ始めてみればそれはアッサリと裏切られて、あっという間に大谷の二刀流はファンの間に浸透していった。
いまにして思えば、なぜ「出来るわけがない」と思ってしまったのか。
然るにこれはかつてそんな選手は皆無だった。だから大谷にしても出来るわけがない、とそう考えてしまったのだろう。
まったもって見くびっていた。
反対派の解説者たちも、おそらくは大谷の二刀流が成功してしまうと自分たちが常識と思ってやってきたことが否定されるような気がしたのではないかと自分は推察する。

高校や大学でならともかくプロで投打において一流の選手、などありえるわけがない。

そうした彼らの(自分も含めてだが)常識が覆されるような気がして、それが許せなかったのではないか、と。
しかし考えてみれば、高卒の新人投手がたとえばオープン戦とかで投げたりして、その試合で打席とかに立った場合、割と良いバッティングをしたりする。高校では投手専門の選手なんてのはまだ少ないから打撃もそれなりに良かったりするのだ。
それが年数を重ね、打撃から遠ざかっていくうちに、いわゆる投手のバッティング(まぁ、まったく打つ気のないスイング)になっていくわけである。
そう考えると確かに大谷の才能は特別だったのかもしれないが、それでも彼以外にも二刀流が出来る可能性をもった選手というのは、実はこれまでにもいたのではないかと思えてくる。
コーチ陣が最初からその可能性を考えもしなかっただけ、という気がするのだ。
もしもそうならばコーチたちの罪は重いだろう。
知ったような顔で選手を指導しながら、その実、何も見ていないのにも等しいのかもしれないからだ。
大谷の移籍に賛成なのはここにも理由がある。
選手の真の才能を見抜けないコーチやOBたち、そういう大人たちがこれからの球界を担う若手選手の未来を潰す。
そしてそこに反省もないのなら、もしも彼らに選手の将来を思う気持ちがあるのならせめて快く送り出すべきだ思うからである。


まぁ、アメリカにそういう人がいないのかといえばそんなこともないだろうが、少なくとも全体の空気としては二刀流も歓迎、といった感じらしい。
ここが本当にアメリカっぽいな、と感じる。
とりあえずやらせてみて成功すればラッキー。最初から怪我の心配とか1年保つのかとか、そういうネガティブな発想が少ない気がするのだ。
まぁ、ダメならダメで放り出すだけだろうが、おそらくはそんなことにはならないだろうと自分は思っている。
100マイルのファーストボールがストライクコースに制球出来る、というだけでも充分に戦力になるはずだし、大谷は筋肉が柔らかいので怪我にも強いはずだと期待している。

メジャーリーグには基本的に興味がないが、大谷の奮闘は楽しみだ。
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