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2017年12月01日19:23

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アメリカ医学界にとってエイズとは何だったのか?

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http://blog.livedoor.jp/nishiokamasanori/archives/9015728.html
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独り言を言ふ。アメリカの医学界において、HIVと呼ばれるウィルスは、「発見されなければならない」ウィルスだったのではないだろうか?この意味がわかる人は、相当の人だ。




1970年代から、アメリカの医学界は、莫大な研究費を投じて、ヒトのガン・ウィルスを発見しようとして来た。動物では、白血病を引き起こすウィルスなどが発見されて居たので、ヒトでも比較的容易に見つかると思ったのだろう。だが、ヒト・ガンウィルスは、なかなか見つからなかった。




ようやく、1980年に成って、ロバート・ギャロ(Robert Gallo)が、菌状息肉腫の患者から、今日HTLV−Iと呼ばれて居るヒトのレトロ・ウィルスを分離し、「発見」(?)した。このウィルスは、或る種の白血病、リンパ腫の原因に成るらしいので、一応、ヒト・ガンウィルスと見なせる。
...

しかし、これだけでは、それまで投じられた莫大な研究費に見合ふ成果とは言へない。だから、ギャロを始めとするアメリカ医学界の重鎮たちは、更に成果を上げなければならないと焦って居た筈だ。その頃である。アメリカでエイズと名付けられる病気の存在が報告され、注目されたのは。




エイズ(AIDS)は、1981年にその存在が認知(発見)された。そして、2年後の1983年に、エイズ患者の体内から、新しくウィルスが発見された。そのウィルスが、エイズの原因だとされ、HIV(ヒト免疫不全ウィルス)と名付けられた事は、誰もが知る通りだ。




ここで考えて欲しい事が有る。それは、もし、エイズと言ふ「新しい病気」が出現せず、更に、その「新しい病気」の原因とされるウィルスが「発見」されなかったら、アメリカの医学界で、何が起きて居ただろうか?と言ふ事だ。

そもそもの始まりは、ニクソン政権における「ガン征圧」計画だった。ケネディのアポロ計画に対抗して始められたらしいニクソン政権のこの計画は、ヒト・ガンウィルスの発見に集約されて行ったと見る事が出来るのではないか。しかし、そのヒト・ガンウィルスは、容易には発見されなかった。




ニクソン政権が発足した1969年から、ギャロがHTLV-Iの「発見」を報告するまで、ヒト・ガンウィルスは、発見されて居なかった。そして、そのHTLV-Iも、発癌において果たす役割は限られた物であった。ニクソン政権発足から投じられた莫大な研究費に見合ふ成果は得られて居なかったのだ。

だから、1980年代初めあたりで、「責任問題」が語られたとしても不思議は無い状況だった。その時、エイズが「出現」したのである。




アメリカの医学界は、ヒト・ガンウィルスの発見においては、投じられた研究費に見合った成果は上げられなかった。しかし、エイズと言ふ新しい病気が出現した時、その2年後には、「原因」とされるウィルスが発見されたのだ。そして、発見者は、当初、又してもギャロだとされた。




結局、「発見者」はギャロではない事に成った。しかし、とにもかくにも、アメリカで新たに出現したエイズと言ふ病気にアメリカの医学界は立ち向かった。そして、ウィルスを発見したのはフランスの科学者だったが、その発見に続く診断法(HIVテスト)開発では、ギャロが貢献した事に成った。




アメリカ医学界の重鎮たちは、ヒト・ガンウィルスの発見では、莫大な研究費を使ひながら、それに見合ふ様な成果を上げて居なかった。しかし、1981年、エイズが「出現」すると、あっと言ふ間に、その発見された「原因ウィルス」の診断キットを開発し、大きな貢献を果たした事に成る。




もちろん、偶然であろうが。




思ひ出すのは、NASAのハンセン博士だ。ハンセン博士は、1988年、アメリカ議会で「二酸化炭素による地球温暖化」が進行して居ると証言し、今日の「地球温暖化」大キャンペーンの口火を切るのに貢献した科学者だ。ハンセン博士は、NASAの科学者だったが、或る問題で窮地に立って居た。




それは、ハッブル望遠鏡の故障の問題である。莫大な費用を投じたハッブル望遠鏡が故障し、NASAは、アメリカ政府に対して、大きな負い目を負って居た。そのNASAの科学者であるハンセン博士が、議会で「地球温暖化」を証言し、今日の大キャンペーンが始まったのだ。




もちろん、偶然であろうが。




科学と政治の関係は複雑だ。そして、そこには、随分、色々な「偶然」が有るものである。





(終)




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世界エイズデーにあわせ、今年もApple Storeのロゴが"RED"に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=95&from=diary&id=4884495



世界エイズデーにあわせ、今年もApple Storeのロゴが"RED"に
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2017年12月01日 16:33 マイナビニュース

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写真画像提供:マイナビニュース
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Appleは、12月1日の世界エイズデーにあわせ、Apple Store実店舗でAppleロゴの色を"RED"に変更した。本日から一週間、Apple Store実店舗および「Apple Store」アプリにてApple Payで支払われる1購入に対し1USドルを「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)」に寄付することがアナウンスされている。

この施策は、例年ワールドワイドに行われており、Appleが参加してから11年目を迎えた。既報の通り、今年はグローバルファンドのために3,000万USドル以上の寄付金を集めており、過去11年における寄付金の累積額は1億6,000万USドルにものぼる。

Apple 表参道も例年通り、Appleロゴのオブジェの色を"RED"に変更。銀座、心斎橋、名古屋、福岡の4店舗とあわせ、7日までオブジェの色が赤く染まる(仙台一番町は(RED)のステッカーが貼られている)。

今年は(PRODUCT)REDに、先頃発売されたiPhone X、iPhone 8/8 Plus向けのレザーケース、10.5インチiPad Pro用レザーSmart Cover、Apple Pencilケースなど、レザーケースを中心に新商品が追加されている。

Apple.comとApp Storeでも、トップページを(RED)に変更。Apple.comの(RED)仕様は本日のみだが、App Storeでは、7日まで開発者たちの(RED)支援の方法にまつわる裏話など、(RED)に特化したストーリーでTodayタブが占拠される模様だ。今年はゲームデベロッパのKingが参加し、同社の人気タイトルである「キャンディークラッシュ」「キャンディークラッシュゼリー」「キャンディークラッシュソーダ」のApp内課金を通じて得られた収益がすべてグローバルファンドに寄付される。

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