mixiユーザー(id:65936017)

2017年12月03日02:26

147 view

青き爪の一族

れいんぼうTRPG定例会にて『青き爪の一族』(D&D第3.5版)のTRPGセッションに参加。

オリジナルシナリオとのことなので、シナリオの詳細にはあまり触れず、自分のキャラクターのことを中心に書いておく。

今回は、たまたま最近公開された映画『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』に感銘を受けた直後だったため、キャラクター名をカミーユと決めてからキャラクターを作成。綴りは違えど、あたまの片隅にはカミーユ・ビダンもチラついていたため、性別の決定についてはしばらく保留としておき、ほかのプレイヤーのキャラクター設定を確認したうえで「女性」とした。

昔から女性キャラクターを演じることに苦手意識を抱いていることと、女性の身でありながら危険な冒険稼業に身を投じている理由を考えることが容易でないことから、わたしは女性PCの使用を敬遠しがちであり、今回はおおよそ半年ぶりとなった。

なお、「なんで女性キャラクターが危険な冒険稼業に身を投じている理由を考える必要があるの?」と疑問に抱かれる方のために補足しておくと、キャラクタープレイに傾倒するたぐいのプレイヤーの多く(少なくともわたしの周辺の人)は、キャラクターを作る際にその性別にかかわらず自分が冒険に至るための理由を考えているものであり、その舞台がある意味オーソドックスな中世ヨーロッパ的世界観を下敷きとしたものであった場合、女性が冒険に出るということはそう単純な話ではないのですよ……と言い訳がましく書いておく。

そんなこんなで、D&Dの背景世界のひとつであるグレイホークのとある宿場村に、カミーユは生まれ落ちた。

歌うたい兼娼婦の子としてこの世に生を受けたカミーユは、自分の父親が誰であるかも知らない。そんなカミーユが16歳になったころ、彼女は実の母親から「客を取って金を稼げ!」と強要される。それに対し、「金は稼ぐが、稼ぎ方は自分で決める」とカミーユが反発したのも無理からぬことだろう。

それから1年ほどが経過したセッション開始時点、カミーユは村を訪れた熟練冒険者に対して近隣の遺跡の案内役を買って出るなどして、そのおこぼれに与るようなことを続けている。補足としてカミーユは人間のローグである。また、性格はカオティック・ニュートラルとした。彼女が利己主義かつ打算的であることを誰が責められようか?

――とまあ、少々重めかもしれないが、グレイホークの世界観からするとそこまでミスマッチな設定でもないと思う。

そして、実際のセッションではいろいろあったのだけれども、与えらえたミッションを無事にクリアしてまとまった金を手に入れたカミーユは、母親に大金と共に三下り半をつきつけて村を去り、本格的に冒険者としての生活に身を投じることにしたのであった――といった感じでセッションは終了した。

セッションのエンディングを迎えたところで、カミーユの抱えていた問題に一応の決着がついたことは幸いだった。やはり、風呂敷を広げたら畳んでしかるべきだ。また、カミーユはそこそこユニークなキャラクターになったのではないかと思う。
5 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する