都響プロムナードコンサートNo.375
2017年11月3日(金・祝) 14:00 開演 サントリーホール
指揮:ハンヌ・リントゥ
ヴァイオリン:ヴェロニカ・エーベルレ
東京都交響楽団
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
アンコール
プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ op.115から第2楽章
シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 op.43
1、Vnコン
オケはよく響いていた。特に低弦の厚みがすばらしかった。
ソリストは丁寧に弾いているのはわかるのだが、教科書的で
全く面白みがない。まるで音大生が試験で弾いているようだ。
ところどころで楽器(ストラド)の美しい響きがあるものの
線があまりにも細く、眠気を誘う効果しか感じ取れなかった。
2、シベ2
以前、リントゥがフィンランド放響と来日した際に、同曲を聴き
非常に感動した。弦に関しては都響はN響同様世界的レベルに
達していると思われるため、この部分は安心して聴ける。金管も
まずまず、問題は木管、特にオーボエかな。ペラペラした貧弱な
音はとてもプロとは思えない。この点さえ除けは、緻密で雄大な
シベリウスを聴けたと思う。
特にリントゥが作り出す過剰な音満載のシベリウスはとても好感がもてる。
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