「泥棒役者」11月18日公開

最近、良く練られた脚本の作品を観る機会が多いが
これもその一つ。
NHKの朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の
脚本家の西田征史が手掛けた舞台の映画化。
金庫破りの手助けし鍵を開けるのが錠前屋。
元錠前屋の大貫はじめは務所帰りを彼女に隠して
真面目に溶接工として働いていたが、ある日、
昔の泥棒仲間に出会い
「仕事を手伝わないと彼女に犯罪歴をしゃべる」
と脅かされる。
仕方なく鍵を開け豪邸に忍び込むが、
そこは一世風靡して今は忘れられかけている
絵本作家の家だった。
そこで、絵本作家に顔を見られるが、
作家には新人担当者と勘違いされ、後から来た
担当者には作家と間違われる。しかも…。
嘘で取り繕いながら逃げるチャンスを
うかがうはじめだが、さらに
その場しのぎが重なってどんどんヤバくなる
シークエンスコメディ。
主演は関ジャニ∞の丸山隆平、絵本作家役に市村正親、
泥棒仲間に宮川大輔、セールスマンにユースケ・サンタマリア
と個性派ぞろいの演技合戦が面白い。最後まで楽しめる。