立川志らく「己が幼稚だと自覚を」不投票を批判
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=4827907
投票したから結果からの責任からはまぬかれるんだ、ってのもだいぶ中学生じみた発想だとは思っていたけど、人はそこまで責任を取りたくはないらしい。
投票は、こんな感じで発想が分かれます。
�〜�挙権には国政に参加する権利という側面と、公務員を選定するという義務としての性質を有する（二元説）
�∩�挙権は国民主権の発現そのものであり、政治的意思決定を有する国民が有する当然の権利である（一元説）
ちなみに通説は�，任后�
選挙権というのは、国民主権上の基本的権利であるとともに、公務員を選定する公務としての性質を有する義務もある、ということになります。
つまり、例えば「義務を遂行できないがゆえに受刑者等は選挙権を停止する最低限の規制をすることができる」ことになります。まだ拘置所だから植松は不在者投票をしていたけど（
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinodahiroyuki/20171021-00077212/）。とっとと公判やれや。
これらの説を前提として「投票を棄権ないし放棄する権利」について考えると、
�△鯀按鵑砲垢譴弌△修隆�権の権利は単に「権利の不行使」にすぎませんので自由な棄権が認められます。
�，鯀按鵑砲垢譴弌�確かに「投票権には義務としての側面を有する」ことは事実です。
投票を強制することは、自由意思の反する投票をさせることに繋がり、また、このような方法で投票率を上昇させたとしてもそれはかえって選挙を不明瞭なものとする、といった理由から棄権の自由を認めるべきである、とする見解が一般的です。
結論は大差ありませんが、内実は「選挙は棄権しない方が良いけど強制させるくらいなら棄権の自由も認めよう」となるだけです。
翻って民主主義は、集団成員の全員が決定したことに責任を引き受けなければならない。
「そんな決定に私は与っていない」という権利が誰にもない。
政策決定が失敗した場合でも、誰かに責任を転嫁することができない。
それが民主制の唯一のメリットだと、先の中学生じみた脳みその人間は解していないのですが。
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