2017/9/17日 15時〜 東京文化会館
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
ピアノ イゴール・レヴィット
※ピアノアンコール
ワーグナー(リスト編) トリスタンとイゾルデより、愛と死
マーラー:交響曲第五番
噂のペトレンコ、オペラの前にまずはオケで聴いてきました。なるほどこれがペトレンコか!確かに楽しいな!というのが第一印象です。
とてもリズム感がよくて、演奏は全体的にやや速め。とはいえ単にあおるのではなく、音の強弱やリズムの緩急まで、かなり緻密にペトレンコの中にイメージがあるのが分かります。リズムの揺らし方はときにジャズ、それもスイングを彷彿とさせるときも。いい意味でややポピュラー音楽のテイストを感じました。ペトレンコの体の動きで彼がどういう音楽を奏でたいか、そして、オケが彼の手足のように動いているのが分かって楽しい!オケとの間の強い信頼関係を感じました。
クラシックはそんなに根をつめて聴いてないのであくまで素人の感覚ですが、どことなくペトレンコのリズム感は最近私がよく聴いてるバッティストーニに似てるなあとも思ったり。
2曲あったうち、ラフマニノフの方が、より好みの演奏だったな。マーラーはもう少し色っぽくて深い方が好みです(あくまで個人的な好みなのでお許しくださいクラヲタさん)。
ラフマニノフのほう、ピアノのイゴール・レヴィットは特に弱音が繊細で美しいと思いました。アンコールはまさかのワーグナー。オケのアンコールでワーグナー聴きたかったなあ!オケの譜面台に楽譜があったので、アンコールを用意していたように思うんですけど、スタートやピアノのアンコールで押したからなしだったのかなー。
ログインしてコメントを確認・投稿する