お仕事が増えてきましたよーーー。

大学の14台が無事に終わり、穏やかな生活に戻った。
と思いきや、終わりと同時に他のピアノ達がお待ちかね。

大学のピアノは、先生次第でコンディションも違って、何台かは最悪な状態。白鍵のカバーが取れて自分でくっ付けた様子。真ん中に垂れたスパーグルーを綺麗に拭き取らなかったから、2つのキーがくっ付いて無理やり剥がしたようで、木がえぐりとられてる。
もう一つの白鍵は真っ直ぐくっ付いてないから、そのキーを弾くと隣のキーも同時に押されてしまう始末。 木のえぐれはどうもならず、ささくれが出てるところのみサンドをかけるくらいしか出来ず、、、もう一つの白鍵は、スパーグルーが剥がれないから、これも白鍵の部分を削って隣のキーに当たらないようにするしかない。

修理しているところに、先生が登場。アゼルバイジャン人のカヌーンの先生だ！！またあなたでしたか！！ 去年はキーを酷く叩き過ぎて、弦を5本切っちゃったんですよね！今回は白鍵！！ とてもセンシティブな人らしいので、優しくピアノの扱い方の指導をしました。白鍵のカバーが取れたら、兎に角触らず次の調律まで待つ事！！ この先生、私が注意すると素直に聞いてくれるらしい。他の人が言うと、私は何もやってない！って言い訳するんだって。私は怒らないもんね。

他にも修理必要なピアノが何台かあったけど、去年よりずっと状態は良く、いつもより短時間で終わった。嬉しい〜！！余った時間は、大学の先生達とおしゃべり。

本当は大学で教えて欲しいとオファーが来てるんだよね。でも、お断り。あんな雰囲気の中で毎日レッスンすると思うと、精神的に健康的じゃないような気が、、、

今日はイギリス人ピア二ストのグランドピアノ。おじいさんなんだけど、細かい人なんだよね〜。とても良い人なんだけど、音楽の話が始まると止まらない。良い勉強になるんだけど、私には次の予定が、、、 いつも私の調律を喜んでくれて、調律の後は綺麗な曲を聴かせてくれる、本当に優しいおじいさんです。

来週はミリタリーバンド。レッスンも新しい生徒が増えて、初心者を教えるのが一番大変。でも、2ヶ月経てば、生徒達も慣れてきてレッスンもスムーズに進行出来るようになるんだけど、それまでの基礎を付けるのが先生にとっては大変。ここで信頼が生まれれば長く続く。今年はブリティッシュスクールとアメリカンスクールの生徒が多い。私の英語でいいみたい。 時々、本に書かれてる単語が読めない時は読み方を誤魔化しちゃうけど、これがウケて笑ってくれるとレッスンも楽しくなる。

私を求めてくれる限り、頑張りますよ。