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2017年09月24日20:22

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ベルリンマラソン2017

No.0090
毎年、最も記録が出やすい大会としてすっかり定着した本大会。
久々の小雨の中、気温13度というマラソンとしては走りやすい気候となり、
湿度は95%と高かったけど、この時期にしてはまだ条件は良い方かも。

今大会の本命は、何と言ってもトラック種目で敵無しだったベケレ選手を筆頭に、
キプチョゲ選手、キプサング選手と誰が世界記録を更新してもおかしくない面子。
更にマラソン初挑戦のアドラ選手も参戦。
日本勢からは先日のチェコのハーフマラソンで日本新を出したばかりの設楽選手。

序盤は特に大きな動きも無く、一定のペースで各選手走っていましたが、
中間地点を待たずして、設楽選手が日本記録よりも約8秒速いペース!!
このまま行って欲しい気持ちもありますが、
後半で失速するのを過去に見ていますので、今回はどうか。

25km地点手前、ここでまさかの事態が!!
優勝候補の一人であるキプサング選手が急にレースを止めてしまったのです。
観ている方からすれば、まだ走る事が出来るように見えたのですが、
一体、彼に何があったのかなぁ。

その少し前、あのベケレ選手が先頭から21秒も遅れを取ってしまい、
そこからはもう先頭に追い付く事も出来ず。
昨年の王者が中間地点手前で失速なんて信じられなかったのですが、
足の故障なのか、終盤ではついにリタイアが確定。
黒人勢は日本人選手のように、最後まで走り切る事はせずに、
負けると確定した瞬間からレースを止める傾向になるように思うのです。
それとも、本当に足の故障だったのかも。

先頭はついにキプチョゲ選手とアドラ選手の両名に。
しかも、アドラ選手は初マラソンにして世界レベルの選手に挑んでいる為、
初マラソンで2時間4分台を叩き出した
キメット選手の記録を大きく塗り替える勢いで走っていました。
初マラソンで2時間3分台って……。もう化け物としか思えん。

残り2kmを切ったところで、キプチョゲ選手がアドラ選手を大きく引き離し、
ラストスパートをかけ、そのまま優勝を勝ち取るも、
世界記録の2時間2分台には届かず。
アドラ選手は、2時間3分台で堂々の2位!!

一方、設楽選手は6位を維持しながらゴールも向かうも、
後半戦で体力の消耗があったのか、
ペースがガタ落ちし、日本記録には及ばず。
それでも順位を下げずに入賞まで持って行ったのは流石です。

そして、女子の方はチェロノ選手の独走状態に入りましたが、
2005年にマークした野口選手の2時間19分台には惜しくも届かず。
2時間20分台でのゴールとなり、
ここ近年での女子の2時間20分切りは、鬼門となっているのかも。
(2003年にラドクリフ選手が出した2時間15分台が化け物級に速過ぎる……。)

レース前は世界記録&日本記録更新の瞬間を期待したのですが、
また来年の同大会で、どちらの瞬間もこの目でしかと見届けたいです。
いつか2時間切りが達成される時代も到来するのでしょうか。

来月以降は、学生駅伝の初戦である出雲駅伝観戦記から、
来年の名古屋ウィメンズマラソンまで、暫くは駅伝&マラソン観戦記に入ります。
そろそろ寒くなって来る時期に入って来ますので、
今からもうワクワクしていますっ。

2017/09/24 MARL
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