「人と楽しく会話をする秘訣」
http://9001.teacup.com/sfk/bbs/18005 (写真入り記事)
子供は正直でかわいいですが、時に卑劣(ひれつ)で辛辣(しんらつ)です。
「あの人小さいね!」
「あのおじさん、どうして頭の毛がないの?」
「あの女の人人太っているね!」
「変な顔!」
こんなことを悪気なしに言う子がいるものです。
私も、思ったことをそのまま口にする子だったそうで、一生懸命フォローしている親の姿を思い出します。
先日、ある人から相談を受けました。
「どうしたら、人と楽しく会話ができるか教えて下さい」。
「愛を持って、できるだけ正直に会話して下さい」、と言いました。
「愛を持って・・・」とは、バカ正直な子供のように、思ったことをそのまま話すのではないということです。
相手が劣等感を感じたり、気にしていることをあえて口にすることは避けるべきです。
むしろ、相手のいい部分に目を向けて、ほめることで良い人間関係を築くことができます。
次に、「正直に会話する・・・」とは、(相談者はクリスチャン)宗教的な仮面をつけたり、「クリスチャンとしてこうあるべき!」という理想を演じたり、いい子になろうとしないことです。
「愛を持って語る」ことと、「正直に語る」ことは紙一重です。
私が大切にしていることは、相手に対して、「家族」や「世界一大切な人」と考えて接し、接するように心がけます。
「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」(ヨハネ13:34−35)
その上で、できるかぎり自分に正直であろうとします。「できるかぎり」というのは、相手が受け止められる範囲でです。
自分の感情を抑圧していると、しばらくは我慢できますが、やがて爆発して、抑圧された感情を一気に放出させてしまいます。
相手にとっては、「青天の霹靂」です。「今、一体何が起こっているのだろう?」といぶかることでしょう。
さらに、腹を立っていることを相手のせいにするものです。
それを聞いた人は、気分が悪くなり、人によっては逆ギレします。あるいは、収集のつかない喧嘩になったり、人間関係が壊れてしまいます。
大切なことは、
1、感情を抑圧しないことです。
2、同時に、相手のせいではなく、自分が腹が立てた理由や、心の痛みなどを伝えることです。
相手を責めているのではないので、相手は素直に受け止められるし、「ごめんなさい」などとも言いやすくなります。
喧嘩にもならないし、ストレスは溜まりません。
しかし、心を開いて、自分の本当の気持ちを伝えることは、恐れが伴います。
相手に本当の気持ちを伝えたら、バカにされたり、嫌われてしまうかも知れないと感じるものです。
その恐れを乗り越えたところに、実は、人間関係を築く鍵があります。
相手に自分を素直に伝える練習をし、ストレスの溜まらない、楽しい人間関係を持って行きましょう。
良い一週間をお過ごし下さい。
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