※ごめんなさい。ちょっとネタバレあるかも。
シネマクレール丸の内に「怪物は夜ささやく」を観に来ましたよ。
開場の時間まで、自動販売機で買ったカップコーヒーを飲みながら、「怪物は夜ささやく」の記事を読みます。
開場時間になったので、2階のスクリーン2へ。
リーフレットです。
「13歳の少年コナーは、難しい病を抱えた母親と2人で裏窓から教会の墓地がみえる家に住み、毎夜悪夢にうなされていた。ある夜、コナーのもとに怪物がやって来て告げる。「今から、私はお前に3つの【真実の物語】を話す。4つ目の物語は、お前が話せ。」しかも怪物は、コナーが隠している“真実”を語れと迫るのだ。頑なに拒むコナー。しかしコナーの抵抗など意にも介さず、その日を境に夜ごと怪物は現れ物語の幕が上がる──。幻想的なおとぎ話のように始まり、予想を打ち砕く危険な結末に向かう3つの物語は、コナーの内なる衝動を突き動かし、彼自身を追い詰めていき──。ついにコナーが4つ目の物語を語る時が訪れる。果たして彼が口にした、まさかの“物語”とは──?その先に待つ“真実”が、激しく切なく胸を揺さぶる、圧巻の感動作。」(リーフレットより)
12:07。イチイの木が怪物に変わり・・・。
夜のダークな恐ろし気な雰囲気が映像に、うまく表現されてましたね。
素敵な映像でした。
フェリシティ・ジョーンズのママ、よかったなぁ。
コナーは、不治の病に侵されたママの現状が受け入れなくて、怪物の妄想を生み出していたんですね。
母親に死んでほしくないという気持ちと、楽になってほしいという気持ちが2つあって、楽になってほしいなんて考えるのはいけないことだと葛藤していたんでしょうね。
13歳の少年にとっては、つらい現実ですよね。
3つの物語の風刺は、奥深いですね。
ラスト、母が使っていた部屋を祖母からもらいますが、その部屋の机の上に置かれたスケッチブックをめくると、3つの物語の絵が。
最後ページにはちょこんと、怪物の肩に乗っている少女(ママ?)の絵が。とても印象的でしたね。
母も、コナーと同じ妄想に、出会っていたってことでしょうか。
印象に残ったセリフをいくつか。
「未知のものを嫌うのよ。」「無知だから。」
。
「なぜ、ママのところに逃げない。」「ママに手を出すな。」
「夢の定義はなんだ。」「他のすべてのことが夢かも。」
「物事は理不尽なものだ。」「世の中はそういうものだ。」
「物語は野生動物だ。」「野放しにすれば、大惨事を引き起こす。」
「信念は大切だ。」「何を信じ、だれを信じるか。」
罰はなし?。「罰を与えて、なんになる。」
「命は目に宿るの。」「それがわかったら、芸術家になれるわ。」「瞳にすべてが宿る」「それが命」
「怒っていいのよ。」「怒ったことを気に病んじゃだめ。」「八つ当たりは思いっきりやりなさい。」
「ママが付いている。」「百年あったらいいのに。」「百年一緒にいたかった。」
母と、息子の絆の、ファンタジー。とてもよかったです。
帰りに、パンフレットを買いましたよ。
今日も面白かったです。
映画っていいですな。
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