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2017年07月25日00:37

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失脚

<中国>重慶の前トップ失脚発表 共産党「規律違反で調査」

【北京・河津啓介】中国共産党中央規律検査委員会(中規委)は24日、15日に重慶トップを退いていた孫政才・前重慶市党委員会書記(53)を「重大な規律違反」で調査していると発表した。孫氏は胡錦濤前指導部時代に抜てきされ、次世代リーダー候補の一人とされていた。秋の党大会を前に、習近平総書記(国家主席)が指導部人事で党長老の息のかかった人物を退け、自らの側近で固めて主導権を固める狙いがあるとみられる。

 孫氏を巡っては15日に重慶トップを退き、習氏最側近とされる陳敏爾・貴州省党委書記(56)が後任となる人事が突然発表。香港各紙は「孫氏は党の調査で拘束された」などと報じていたが、失脚が公式に確認された。

 孫氏は最高指導部の政治局常務委員(7人)に次ぐ政治局員(常務委員含む25人)。現職の政治局員が失脚するのは2012年の習指導部発足後、初めてで、同年の前回党大会前に摘発された薄熙来・元重慶市党委書記(68)=収賄罪などで無期懲役=以来。具体的な違反行為は不明で、香港メディアは孫氏の妻や重慶時代の部下の問題に関連した可能性を指摘している。

 中国メディアによると、孫氏は山東省の農村出身。大学で農学を専攻し、北京市で党の地方幹部になった後、40代で農業相、吉林省党委書記に抜てきされた。江沢民派、あるいは温家宝前首相と近い関係にあると言われ、前回党大会で、胡春華・広東省党委書記(54)と共に政治局員入りし、薄氏失脚後の重慶市を任されていた。

 孫氏は胡氏と共に習指導部を引き継ぐ「第6世代」を率いる指導者候補とみられ、今秋の党大会で政治局常務委員に加わることが有力視されていた。

 しかし、習氏が陳氏らかつての部下を要職に抜てきする中で存在感に陰りが見え始め、今年になって中規委から重慶市の反腐敗運動を巡って「薄氏の害毒の排除が不徹底だ」と批判を受けていた。
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